しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「月と蟹」  道尾秀介 

2012年07月03日 | 読書
「月と蟹」  道尾秀介        文藝春秋  小学5年の利根慎一は母親の純江と父方の祖父昭三と、鎌倉市に近い海辺の町に住んでいた。 2年前、父親の政直の会社が倒産したのが切っ掛けだが、その政直は癌で1年前に他界した。 慎一の友人は、富永春也と葉山鳴海。 数年前に鳴海の母親は、研究の為に昭三の漁船に乗っていて事故に遭い命を落とし、昭三は片足を失っていた。 ある日、慎一と春也はヤドカリを祀り、 . . . 本文を読む
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