「鏡の国」 岡崎琢磨 2024年08月30日 | 読書 「鏡の国」 岡崎琢磨 PHP研究所 2063年8月。桜庭怜は叔母のミステリ作家、室見響子の担当編集者、勅使河原篤と叔母の遺作『鏡の国』に出版ついて、鎌倉の叔母の自宅で会っていた。65歳で亡くなった叔母の最後の2年、世話をしたのが桜庭で、資産や著作権を相続していたからだ。『鏡の国』は室見響子が小説家になる前に書いた習作で、ほぼノンフィクションだと言う。勅使河原は、この小説には違和感があり、削除さ . . . 本文を読む