しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「裁きの曠野」  C.J.ボックス

2018年09月22日 | 読書
「裁きの曠野」  C.J.ボックス   講談社文庫    
 IN PLAIN SIGHT       野口百合子・訳

ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケット。
その地区にあるサンダーヘッド牧場の牧場主、オパール・スカーレットが行方不明になる。
オパールは敷地内を流れる川を通る舟から通航費を取り、反感を買っていた。
オパールにはアーレン、ハンク、ワイアットの3人の息子がいた。
アーレンとハンクは仲が悪く、ワイアットは知的障害があった。
アーレンはオパールの失踪をハンクが財産目当てで殺して埋めたと公言してはばからない。
ハンクの娘、ジュリーはジョーの娘、シェリダンと友達だった。
否応なく、ジョーはこの争いに巻き込まれる。
同じ頃、ジョーを恨んで復讐をしようする男が近づいていた。

「ジョー・ピケット」シリーズ第5弾。






上司に嫌われ、嫌がらせ受けながら仕を続けているジョー・ピケット。
自分の信念を曲げない正義感が反感を買っている。
理不尽な環境の中でも、頑張っているのに、命まで狙われる。
ジョーの落ち着かないイライラした気持ちが伝わって来て、自分もイライラ気分。
それでも上司には逆らえないのか。
もう辞めてやる、と思っても家族の為に収入は必要。
自分が家族をちゃんと養って守っていると言うプライドも重要。
だから義理の母親にもイライラ。
そんな心情の中で、逆恨みされて命を狙われ理不尽な事が増えて行く。
それでも、頑固さを発揮してダメと言われてもやりたい事をやって色々解決して行く。
そんな、ジョーを応援しながら読み進めていく物語。
スカーレット家のゴタゴタは凄かった。

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