しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」2007米

2008年02月11日 | 映画
19世紀のロンドン。
フリート街で理髪店を営み、妻と娘と幸せに暮らすベンジャミン・バーカー(ジョニー・デップ)。
だが彼はある日、妻に横恋慕したターピン判事によって無実の罪で流刑にされてしまう。
やがて15年後、脱獄に成功したベンジャミンは“スウィーニー・トッド”と名を変え、街に戻ってくる。
しかし、彼の大家でもあるパイ屋の女主人から、妻はターピンに追いつめられた末に自殺し、娘は幽閉されている、という驚愕の事実を知らされる。
怒り狂ったスウィーニーはターピンへの復讐のみに生きることを決意。理髪店を再開し、まずは彼の過去を知る客の喉をカミソリで次々に掻き切っていく。
またそれらの死体は階下の女主人によって形を変え…。
監督ティム・バートン


ミュージカルの舞台で有名な作品。
映画もミュージカルだった。
床屋が首を剃刀で切って殺し、死体はパイ屋の材料となるという、かなり凄い物語だが、
ストーリーもよく出来ていて面白い。
映画の方が血飛沫が飛び散り、下に脳天から落ちていくので、かなり鮮烈で物凄いことになっている。
見ているとあちこちが痛くなるが。
残酷、と思いつつもこういう物語は結構好きなのだ。
スウィーニー・トッドはあまり表情のない役だけれど、その中でも憎しみや苛立ち、戸惑いや哀しさを感じさせるジョニー・デップはさすがだと思う。
でも、あんなに血だらけになったら、掃除が大変で次のお客さんはなかなか呼べないだろうな、なんて思った。

舞台と違うのは、舞台はラストに娘が旅立つシーンがあり救いに感じられるのだが、映画が暗いままで終わった感じがする。

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