しましましっぽ

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「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 2008米

2010年04月22日 | 映画
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 2008米

監督 デヴィッド・フィンチャー

1918年、ニューオーリンズ。
ある裕福な家庭に男の子が生まれる。
しかし出産で妻が死んだことと赤ん坊の容貌にショックを受けた夫は、赤ん坊を捨てる。
捨てられたのは老人養護施設の前で、職員のクイニーがその子拾って育てる。
ベンジャミンと名付けられた子は、老人の容貌で、身体も80代の老人と同じだった。
しかし、ベンジャミンは成長するにつれ若返って行く。
ベンジャミンはある日、入居者の孫娘デイジーと出会う。
自分は子どもだと言うベンジャミンを、デイジーは始めから分かっていたと答える。
2人は友達になるが。



生まれた時に老人で、段々若返って行く。
どんな物語なのだろうと、矛盾はないのだろうかと思っていた。
とてもよくまとまって、いい物語だった。
ブラッド・ピットが演じていることは知っていたはずだが、面影が分かるまでそれを忘れていた。
ベッドの上の老婆がケイト・ブランシェットということも。
見事なメイクアップ。
人間は年を取ると、子どもに戻って行くという。
だから、頭の中はそんなに違和感がないのかも知れない。
生まれた時の身体の様子からすると、もっと長生きするような気もしたが。
こんな不思議な身体に生まれながら、ベンジャミンは上手に生きて行ったと思う。
周りにいたのが、優しい善い人ばかりだったからと言うのもある。
でも、家族と別れるのは早すぎたのではないかな。
と言うより別れる必要があったのだろうか。
うまく対処出来たような気もするが。

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