「ぼくが電話をかけている場所」 レイモンド・カーヴァー 中公文庫
Where I’m Calling From 村上春樹・訳
8編からなる短編集
「ダンスしないか?」
彼は家具を庭に運び出していた。
車で通り掛かったカップルがガレージセールかと立ち寄る。
そこでくつろぐ3人は、レコードを掛けダンスをする。
「出かけるって女たちに言ってくるよ」
ビルとジェリーは小さい頃からの無二の親友。
共に結婚してからも家族連れで会っていた。
ある時、ジェリーが沈み込んでいて、ビルをドライブに誘う。
ビールを飲み、ジェリーは女の子をナンパしようとする。
「大聖堂」
妻の盲人の友人ロバートが泊まりに来た。
始めは戸惑い面倒臭く感じていた私は、大聖堂を彼に説明するのに困ると、ロバートがある方法を教えてくれる。
「菓子袋」
浮気が原因で離婚した父親に久し振りに会う。
父はその時のことを説明しようとする。
「あなたお医者さま?」
アーノルドが一人の時にクララ・ホルトと言う女性から電話が掛かって来た。
誰かがその家に掛け、言った電話番号に掛けたという。
全く知らないことだったが、クララはアーノルドに会いたいと言い出す。
「ぼくが電話をかけている場所」
アルコール依存症を治す施設。
僕には待ってくれている人がいない。
一緒に施設にいる仲間が家族と係わるのに触れ、自分も電話しようと思う。
「足もとに流れる深い川」
仲間と釣りに行った川で、女性の死体が浮かんでいるのを発見する。
車のある所まで戻って連絡するには遠いので、死体が流れないように結び付ける。
帰ってから警察に連絡する。
妻はそんな夫に触れられたくないと思う。
「何もかもが彼にくっていていた」
10代の夫婦、赤ん坊がいた。
世界は2人の外でまわっているようだった。
特別何かの事件が起こる訳ではない。
1人称で書かれる物語の、「私」の中に入り込んでその感情と共に進展を見ている気分。
感情は戸惑いが多く、好奇心や嫌悪が混じって来る。
何だかよく分からない感じもあるのだが。
妙に印象に残るものもある。
ちょと変わった世界だった。
Where I’m Calling From 村上春樹・訳
8編からなる短編集
「ダンスしないか?」
彼は家具を庭に運び出していた。
車で通り掛かったカップルがガレージセールかと立ち寄る。
そこでくつろぐ3人は、レコードを掛けダンスをする。
「出かけるって女たちに言ってくるよ」
ビルとジェリーは小さい頃からの無二の親友。
共に結婚してからも家族連れで会っていた。
ある時、ジェリーが沈み込んでいて、ビルをドライブに誘う。
ビールを飲み、ジェリーは女の子をナンパしようとする。
「大聖堂」
妻の盲人の友人ロバートが泊まりに来た。
始めは戸惑い面倒臭く感じていた私は、大聖堂を彼に説明するのに困ると、ロバートがある方法を教えてくれる。
「菓子袋」
浮気が原因で離婚した父親に久し振りに会う。
父はその時のことを説明しようとする。
「あなたお医者さま?」
アーノルドが一人の時にクララ・ホルトと言う女性から電話が掛かって来た。
誰かがその家に掛け、言った電話番号に掛けたという。
全く知らないことだったが、クララはアーノルドに会いたいと言い出す。
「ぼくが電話をかけている場所」
アルコール依存症を治す施設。
僕には待ってくれている人がいない。
一緒に施設にいる仲間が家族と係わるのに触れ、自分も電話しようと思う。
「足もとに流れる深い川」
仲間と釣りに行った川で、女性の死体が浮かんでいるのを発見する。
車のある所まで戻って連絡するには遠いので、死体が流れないように結び付ける。
帰ってから警察に連絡する。
妻はそんな夫に触れられたくないと思う。
「何もかもが彼にくっていていた」
10代の夫婦、赤ん坊がいた。
世界は2人の外でまわっているようだった。
特別何かの事件が起こる訳ではない。
1人称で書かれる物語の、「私」の中に入り込んでその感情と共に進展を見ている気分。
感情は戸惑いが多く、好奇心や嫌悪が混じって来る。
何だかよく分からない感じもあるのだが。
妙に印象に残るものもある。
ちょと変わった世界だった。
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