「バイバイ、ブラックバード」 伊坂幸太郎 双葉社
星野一彦は、お金がないことで〈あのバス〉で連れて行かれることになる。
〈あのバス〉が来るまでの2週間、逃げないように見張っているのが繭美の仕事だ。
繭美は身体も大きければ、態度も大きく肝が据わり、別の生き物にしか見えなかった。
星野は、〈あのバス〉に乗る前に、付き合っていた女性に別れが言いたいと希望して許可が出る。
その女性は5人いて、星野は繭美と2人で順番に訪ねて行く。
別れる理由は、繭美と結婚するからと話す。
繭美は星野やその5人の女性の情報は全て知っていて、本音をずばり突いてくる。
太宰治の未完にして絶筆となった「グッド・バイ」から想像を膨らませて創った、まったく新しい物語!
と言う事で、先に「グッド・バイ」を読んだ。
だから、こういう物語なのだと言う事は分かった。
しかし、面白くはなかった。
会話の中に、物事を考える上で、なるほどと思える所もあるのだが。
そんな言葉のやり取りを楽しむ前に、なんだか苛立ちの感情が。
登場人物に、誰一人感情移入が出来ない。
「グッド・バイ」は面白く、最後まで読めないのが残念に思ったが。
こちらは最後まで読むのが辛かった。
それでも、「バスに乗る」という事がどういう意味なのか、もっと分かるかという興味があったから。
それもよく分からず、肩透かし。
そもそも、お金が無くて、バスに乗るということだが。
2週間もバスを待って見張っていたら、その組織だってお金が掛かるだろうに。
面白いことが好きだからと言って、隠しカメラとかでどこから見ているのだろうか。
そんな点が曖昧で、不自然過ぎ。
その説明がないのは、なんだかずるい。
繭美が最後になるほど人間らしくなって行くが、それも都合がよすぎる感じ。
星野一彦は、お金がないことで〈あのバス〉で連れて行かれることになる。
〈あのバス〉が来るまでの2週間、逃げないように見張っているのが繭美の仕事だ。
繭美は身体も大きければ、態度も大きく肝が据わり、別の生き物にしか見えなかった。
星野は、〈あのバス〉に乗る前に、付き合っていた女性に別れが言いたいと希望して許可が出る。
その女性は5人いて、星野は繭美と2人で順番に訪ねて行く。
別れる理由は、繭美と結婚するからと話す。
繭美は星野やその5人の女性の情報は全て知っていて、本音をずばり突いてくる。
太宰治の未完にして絶筆となった「グッド・バイ」から想像を膨らませて創った、まったく新しい物語!
と言う事で、先に「グッド・バイ」を読んだ。
だから、こういう物語なのだと言う事は分かった。
しかし、面白くはなかった。
会話の中に、物事を考える上で、なるほどと思える所もあるのだが。
そんな言葉のやり取りを楽しむ前に、なんだか苛立ちの感情が。
登場人物に、誰一人感情移入が出来ない。
「グッド・バイ」は面白く、最後まで読めないのが残念に思ったが。
こちらは最後まで読むのが辛かった。
それでも、「バスに乗る」という事がどういう意味なのか、もっと分かるかという興味があったから。
それもよく分からず、肩透かし。
そもそも、お金が無くて、バスに乗るということだが。
2週間もバスを待って見張っていたら、その組織だってお金が掛かるだろうに。
面白いことが好きだからと言って、隠しカメラとかでどこから見ているのだろうか。
そんな点が曖昧で、不自然過ぎ。
その説明がないのは、なんだかずるい。
繭美が最後になるほど人間らしくなって行くが、それも都合がよすぎる感じ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます