しましましっぽ

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「アマルフィ 女神の報酬」 2009日本

2010年06月02日 | 映画
「アマルフィ 女神の報酬」 2009日本

監督 西谷弘
原作 真保裕一

イタリアであるG8で外務大臣が訪問するのに合わせ、ローマ大使館に新しい書記官、黒田康作が派遣される。
テロの予告が入ったための派遣だった。
同じ時、美術館で日本人少女が行方不明になったと連絡がある。
誘拐人から身代金要求の電話が入るが、イタリア語が話せない母親に変わって黒田が電話に出る。
イタリアでは身代金を支払うことは違法で、外交官に捜査権限がない。
しかし、電話で父親と名乗ってしまった事で黒田は、その誘拐事件と係わる。



やはり原作よりは、物語が簡潔になっている。
展開が急な感じも見られる。
映画的な展開というのがあるのだろう。
全部がイタリアロケということで、周りの景色や街並みが楽しめる。
アマルフィも始めて目にする。
タイトルにもなっているので、もっとたくさん見せてくれるかと思ったら、思ったより少なかった。
確かに、アマルフィに居る時間は短かったのだが。
海の綺麗な景色を期待したのだが、かなり建物が密集している。

この映画で1番違和感があったのは、黒田の性格。
表面はともかく、内面はもっと優しく、思いやりを示す人物だと思っていたのだが。
それを心に秘めているのかも知れないが、子どもを誘拐されている母親としては、やり切れないだろう。
そして、「無駄使いは外交官の特権です」という台詞。
そのことを嫌悪している黒田が皮肉な意味で使うが、あの場面で使うのは、何だか違う。

何となく、もっと面白く出来そうな感じがする映画。
勿体ない気がした。

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