「もつれっぱなし」 井上夢人 文藝春秋
6編からなり短編集。
「宇宙人の証明」
神社の銀杏の木に雷が落ちる。
それを見に行った“あたし”は、宇宙人が助けを求めているのを感じ、宇宙人を連れ帰る。
それを見せられた“オレ”には、ナメクジにしか見えない。
これが宇宙人ではない証明は出来るのか。
「四十四年後の証明」
24歳の多喜田利彦にコハクと名乗る子どもから電話が掛かって来る。
コハクは利彦をお祖父ちゃんと呼び、未来から話掛けていると言う。
「呪いの証明」
ある会社の主任が事故で死亡する。
同じ会社の恋人同士の2人。
主任が死んだのは、“あたし”が呪い殺したからだと言う。
「狼男の証明」
若い男性アイドル。
18日に予定されているコンサートをキャンセルしたいと言う。
女性マネージャーがその理由を聞くと、18日は満月なのが都合が悪いと言う。
「幽霊の証明」
ウトウトしていた“オレ”の部屋に“あたし”がやって来る。
“あたし”は交通事故で死んで幽霊になってしまったと言う。
でも“あたし”に触れることが出来、呼吸もしている。
どうして幽霊になったと言うのか“オレ”には分からない。
「嘘の証明」
万引きをしたとして、先生に呼び出された女子高生。
自分は、万引きはしていないけれど、していないと言うと嘘だと言われる。
先生は犯人ではなく容疑者として話を聞こうとする。
6編とも登場人物が2人、会話だけの物語。
それだけで、充分背景や状況がはっきりと見えて面白。
言葉のやり取りはテンポがいい。
思ったことや考えたことを、ポンポン言葉に出来るのは物語だからかも知れないが、こんな風に言えるのは羨ましい。
そして、何かを証明することの難しさ。
そうで有る事の証明と、そうでは無いことの証明。
結局、どちらかを証明するなんて出来ないことも多いような気がする。
これは、どちらが話しの主導権を取るかに掛かってくるような感じ。
声の大きい人が正しい訳ではない、と言うが、言葉の巧みな人には負ける、だろう。
自分の主張を分かって貰えない、苛立ちも感じつつ、面白かった。
6編からなり短編集。
「宇宙人の証明」
神社の銀杏の木に雷が落ちる。
それを見に行った“あたし”は、宇宙人が助けを求めているのを感じ、宇宙人を連れ帰る。
それを見せられた“オレ”には、ナメクジにしか見えない。
これが宇宙人ではない証明は出来るのか。
「四十四年後の証明」
24歳の多喜田利彦にコハクと名乗る子どもから電話が掛かって来る。
コハクは利彦をお祖父ちゃんと呼び、未来から話掛けていると言う。
「呪いの証明」
ある会社の主任が事故で死亡する。
同じ会社の恋人同士の2人。
主任が死んだのは、“あたし”が呪い殺したからだと言う。
「狼男の証明」
若い男性アイドル。
18日に予定されているコンサートをキャンセルしたいと言う。
女性マネージャーがその理由を聞くと、18日は満月なのが都合が悪いと言う。
「幽霊の証明」
ウトウトしていた“オレ”の部屋に“あたし”がやって来る。
“あたし”は交通事故で死んで幽霊になってしまったと言う。
でも“あたし”に触れることが出来、呼吸もしている。
どうして幽霊になったと言うのか“オレ”には分からない。
「嘘の証明」
万引きをしたとして、先生に呼び出された女子高生。
自分は、万引きはしていないけれど、していないと言うと嘘だと言われる。
先生は犯人ではなく容疑者として話を聞こうとする。
6編とも登場人物が2人、会話だけの物語。
それだけで、充分背景や状況がはっきりと見えて面白。
言葉のやり取りはテンポがいい。
思ったことや考えたことを、ポンポン言葉に出来るのは物語だからかも知れないが、こんな風に言えるのは羨ましい。
そして、何かを証明することの難しさ。
そうで有る事の証明と、そうでは無いことの証明。
結局、どちらかを証明するなんて出来ないことも多いような気がする。
これは、どちらが話しの主導権を取るかに掛かってくるような感じ。
声の大きい人が正しい訳ではない、と言うが、言葉の巧みな人には負ける、だろう。
自分の主張を分かって貰えない、苛立ちも感じつつ、面白かった。
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