しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「証拠死体」 パトリシア・コーンウェル

2007年12月04日 | 読書
残された傷痕は、美人の売れっ子作家ベリル・マディソンが必死で抗い、命乞いをしながら死んでいったことを物語っていた。
殺人犯の待つリッチモンドへ、なぜ彼女は帰っていったのか、なぜ犯人のためにドアを開けたのか、そしてなぜ、殺される運命にあったのか―。
      <表紙裏あらすじより>

検屍官ケイ・スカーペッタ第2弾


いくつもの「なぜ」があり、それが証拠や心理分析から解決されていく。
被害者のベリルが逃れて暮らしていたキイ・ウェストでの様子始めや終わりにでてくるが、それがとてもこの物語に厚みを加えている感じがする。
生きていたベリルに出会っていた感覚。
余計にベリルの死が痛ましく思える。
サスペンスとしても盛り上がりがあり、面白かった。
しかし、第1弾に続きまたしても命の危険に晒されるケイ。
第10弾でもそうだったし、いつもケイ自身が危険に出会ってしまうストーリーなのだろうか。
そして、仕事の上でも色々と裏のある物語。
だれが敵だだれが味方か、という感じがあるが、そんな中で凛としていくケイがたくましくて魅力的。
ケイの学生時代の恋人、マーク・ジェームズが登場。
恋愛に関しても色々登場してくる。
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