佐原夏樹が刑事になり、都内でも有数の繁華街を管内に持つS署に配属されて1ヶ月。
見知らぬチンピラ風の男に声を掛けられ「お前、島尾だろ?」と言われる。
島尾明村は夏樹の父親で本庁の刑事だが、母と自分を捨てて出て行った男だった。その男はそんな事情も知っている様子だった。
その2日後、転落死亡事故の連絡があり駆けつけると、死んでいたのは夏樹に声を掛けた男だった。
そして、それは殺人事件とされ、本庁が関わっている事件との関連性から本庁が捜査の指揮を取り、応援に出向した夏樹は島尾と組むことになる。
父親として認めていない夏樹に対し、島尾は屈託なく接してくる。
雫井さんだし、親子刑事の葛藤がありで、もっと重い話かと思っていた。
しかし、島尾明村が郷ひろみの様な(多分)ジャケットプレイを得意とする変に明るい性格で、夏樹もそんなに深刻に物事を考えるタイプではないようで、
明村と夏樹の親子関係もあまり突っ込んだ感じはなく、結構軽い乗りの雰囲気の物語だった。
事件も刑事が殺されるが、警察内の情報屋が絡んだ揉め事がメインのようで、ちょっと普通の捜査とは毛色が違う感じだった。
何となく、夏樹が運よく人に巡り合って事件解明に向かっていくような、ちょっと物足りなさを感じた。
「火の粉」や「犯人に告ぐ」のような感じを期待していたからかも知れないが。
結構、雫井さんのぞくぞくするような怖さが好きなので。
見知らぬチンピラ風の男に声を掛けられ「お前、島尾だろ?」と言われる。
島尾明村は夏樹の父親で本庁の刑事だが、母と自分を捨てて出て行った男だった。その男はそんな事情も知っている様子だった。
その2日後、転落死亡事故の連絡があり駆けつけると、死んでいたのは夏樹に声を掛けた男だった。
そして、それは殺人事件とされ、本庁が関わっている事件との関連性から本庁が捜査の指揮を取り、応援に出向した夏樹は島尾と組むことになる。
父親として認めていない夏樹に対し、島尾は屈託なく接してくる。
雫井さんだし、親子刑事の葛藤がありで、もっと重い話かと思っていた。
しかし、島尾明村が郷ひろみの様な(多分)ジャケットプレイを得意とする変に明るい性格で、夏樹もそんなに深刻に物事を考えるタイプではないようで、
明村と夏樹の親子関係もあまり突っ込んだ感じはなく、結構軽い乗りの雰囲気の物語だった。
事件も刑事が殺されるが、警察内の情報屋が絡んだ揉め事がメインのようで、ちょっと普通の捜査とは毛色が違う感じだった。
何となく、夏樹が運よく人に巡り合って事件解明に向かっていくような、ちょっと物足りなさを感じた。
「火の粉」や「犯人に告ぐ」のような感じを期待していたからかも知れないが。
結構、雫井さんのぞくぞくするような怖さが好きなので。
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