しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「チェス盤の少女」  サム・ロイド

2021年10月22日 | 読書
「チェス盤の少女」  サム・ロイド  角川文庫  
  The Memory Wood         大友香奈子・訳

チェス大会の会場で誘拐された13歳のイリサは、気づくと真っ暗な地下室で鎖につながれていた。
床をチェス盤に見立て、犯人に対抗しようとするイリサの前に、イライジャという少年が現れる。
そばの森でいつも遊んでいて、以前もこの部屋で別の少女に会ったという。
やがて現れた粗暴な犯人は、イリサにメッセージを読ませ、YouTubeで公開するが。
イリサ、イライジャ、捜査主任3人の視点から事件が描かれる、ダークミステリ。
   <文庫本裏カバーより>






誘拐された少女イリサが生き延びる為に、出来る限りのことをして行く。
それには自分の得意にチェスの知識を活かしていく。
イリサのたくましさや優しさが1番心に届く。
11歳の少年イライジャの存在も面白い。
〈記憶の森〉や少女に対する思い、どんな生活を送って来たのだろうと考えてしまう。
次はどんな行動をするのか、イリサとのやり取りも緊迫感がある。
ただ何故イリサが誘拐されたのか。
連続誘拐犯は何が目的なのか。
謎解きは驚きのある展開になる。
イライジャの事は思いも寄らなかった。
ただラストで分かる事もあるが、はっきり書かれていない事もある。読み落としたのか・・・。
もっとはっきりした犯人側の心理も欲しかった。
あれだけ強い意志があるのなら、犯行に及ぶ意味がもっと色々ありそうだ。


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