”先週聞いた事なのだけど、ある場所でしか本当の姿の花を咲かせない植物があるらしいよ。
ある条件を満たした場所に根を下ろしたときだけ、遺伝子レベルでの変化がおきるのか、花の色も形も変化するんだって。メタモルフォーゼだね。
普段は条件が揃わないと芝草と同化していて、芝草と同じような花を咲かせるんだけど、メタモルフォーゼが起きると直径4cmくらいの白い花が咲くらしい。白くてとても薄い花びらで、それなのに硬質に見えて、透き通るように見えるって言う噂だよ。
ここから小一時間ほど車で行ったところに、それが生えたという情報があったので、探してみようと思うから、見つけたら写真送るね。”
。。。というメイルを書いてある友人に送ったが、返事はまだ来ない。見ていないのか、または馬鹿げた冗談を見抜いて次の反応をうかがっているのかもしれない。
そんな馬鹿な話を信じる人はいないだろうけど。。。でも夢の中ではそんな植物も存在することが出来る。例えば私は夢の中で”青いマグノリア”を見た。
森に向かう路上で小石を蹴りながら”青いマグノリア!”と唱えると小石が地面に届くか届かないかという所で花咲くのだ。 きれいな花だったなあ。
でもそんな植物が生えていると言う噂を聞いたら、すぐにも私は出かけるだろう。
レオ レオーニの著書の中に”平行植物”というものがある。
私のお気に入りの本の一つだ。我々が住んでいるこの次元では見られないか、または隣の次元との境目に棲息している植物たちを紹介している。
ひょっとしたら存在しているんではないか?森の中の古い木の根元や都会の喧騒の中の死角に、ボーッと花らしきものが見えやしないか? そんなことを考えながら散歩するのは楽しい。
私の本棚の”お気に入り”のなかに ”Pflanzen der Goetter" (神々の植物) Richard E.Schultes、Albert Hofmann共著という本があって、特別な植物について書かれている。
様々な文化圏でいろいろな薬草、毒草をシャーマンたちは神からのお告げを受ける助けとしてきた。 幻覚作用のある植物とその利用は世界中に存在する。
案外我々の身近にも”神々の植物”が見つかるので面白い。
カナビス、オニゲシ。。これは庭に植えているとお縄を頂戴するので、あまり見かけない。
COLEUS.blumeiは観葉植物として人気がある。面白い事にColeus150種のなかにまだ幻覚要素が見つかっていないのにもかかわらず、南米で占いの時にこの葉を噛んだり、汁を水で薄めて服用する。なぜだろう? 知られていないアルカロイド系成分があるのかな?
それとも人間の意識化に働きかける”何か”があるのか?
Daturaはメキシコ、南アフリカ、またはアジアにも分布する種があるが、その一種エンジェルス トランペットは最近日本の庭に植えられているのを見かける。香強い花が艶かしく妖しい。ドイツでは室内で冬越ししなければならないので、半室内植物。 Scopolamin, Hyoscyamin, Atropin その他多くのアルカロイド系成分を持つ。その親戚の
Datura inoxia Mill.はアメリカチョウセンアサガオはエンジェルに対して別名デビルス トランペットの名を頂戴していてその成分はかなり強い。神々の植物としてアステカで有名なToloacheである。根、種子、葉を儀式に使う。
Ipomoea purpureaマルバアサガオとして知られている。南メキシコでは幻覚作用のため儀式に使うので、重要な植物だ。指貫一杯位の種の粉末を水に溶かしてから飲むらしい。
Petunia violacea Lindl. 夏にはペチュニアが花壇や窓辺を飾るが、これもエクアドル高原地方では儀式に必要な植物だという。
店に売られているこれらの植物は既に園芸種として栽培され、その効用が希薄になっているとは言え、そうやって見るといつも目にする他愛ないやさしげな植物の隠されたポテンシャルが気になってきて、いつもとは違って見えてくるのは私だけだろうか?
あなたの庭もなにやら妖しげな雰囲気になってきたのではありませんか?
ひょっとして、ひょっとして茂みの影に透き通るような白い花が見えませんか?
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上の写真について:Guambiano-Indianの絵。Brugmansia Vulcanicola (Brugmansia はDaturaと同じ成分を持つ。) は”悪い鷲の木”と呼ばれ、この木の下に座るとしばし記憶をなくし空を飛ぶ気持ちになるのだそうだ。
なくしてもいい記憶が溜まった時には、この木の下で”飛んで”みたい。
ある条件を満たした場所に根を下ろしたときだけ、遺伝子レベルでの変化がおきるのか、花の色も形も変化するんだって。メタモルフォーゼだね。
普段は条件が揃わないと芝草と同化していて、芝草と同じような花を咲かせるんだけど、メタモルフォーゼが起きると直径4cmくらいの白い花が咲くらしい。白くてとても薄い花びらで、それなのに硬質に見えて、透き通るように見えるって言う噂だよ。
ここから小一時間ほど車で行ったところに、それが生えたという情報があったので、探してみようと思うから、見つけたら写真送るね。”
。。。というメイルを書いてある友人に送ったが、返事はまだ来ない。見ていないのか、または馬鹿げた冗談を見抜いて次の反応をうかがっているのかもしれない。
そんな馬鹿な話を信じる人はいないだろうけど。。。でも夢の中ではそんな植物も存在することが出来る。例えば私は夢の中で”青いマグノリア”を見た。
森に向かう路上で小石を蹴りながら”青いマグノリア!”と唱えると小石が地面に届くか届かないかという所で花咲くのだ。 きれいな花だったなあ。
でもそんな植物が生えていると言う噂を聞いたら、すぐにも私は出かけるだろう。
レオ レオーニの著書の中に”平行植物”というものがある。
私のお気に入りの本の一つだ。我々が住んでいるこの次元では見られないか、または隣の次元との境目に棲息している植物たちを紹介している。
ひょっとしたら存在しているんではないか?森の中の古い木の根元や都会の喧騒の中の死角に、ボーッと花らしきものが見えやしないか? そんなことを考えながら散歩するのは楽しい。
私の本棚の”お気に入り”のなかに ”Pflanzen der Goetter" (神々の植物) Richard E.Schultes、Albert Hofmann共著という本があって、特別な植物について書かれている。
様々な文化圏でいろいろな薬草、毒草をシャーマンたちは神からのお告げを受ける助けとしてきた。 幻覚作用のある植物とその利用は世界中に存在する。
案外我々の身近にも”神々の植物”が見つかるので面白い。
カナビス、オニゲシ。。これは庭に植えているとお縄を頂戴するので、あまり見かけない。
COLEUS.blumeiは観葉植物として人気がある。面白い事にColeus150種のなかにまだ幻覚要素が見つかっていないのにもかかわらず、南米で占いの時にこの葉を噛んだり、汁を水で薄めて服用する。なぜだろう? 知られていないアルカロイド系成分があるのかな?
それとも人間の意識化に働きかける”何か”があるのか?
Daturaはメキシコ、南アフリカ、またはアジアにも分布する種があるが、その一種エンジェルス トランペットは最近日本の庭に植えられているのを見かける。香強い花が艶かしく妖しい。ドイツでは室内で冬越ししなければならないので、半室内植物。 Scopolamin, Hyoscyamin, Atropin その他多くのアルカロイド系成分を持つ。その親戚の
Datura inoxia Mill.はアメリカチョウセンアサガオはエンジェルに対して別名デビルス トランペットの名を頂戴していてその成分はかなり強い。神々の植物としてアステカで有名なToloacheである。根、種子、葉を儀式に使う。
Ipomoea purpureaマルバアサガオとして知られている。南メキシコでは幻覚作用のため儀式に使うので、重要な植物だ。指貫一杯位の種の粉末を水に溶かしてから飲むらしい。
Petunia violacea Lindl. 夏にはペチュニアが花壇や窓辺を飾るが、これもエクアドル高原地方では儀式に必要な植物だという。
店に売られているこれらの植物は既に園芸種として栽培され、その効用が希薄になっているとは言え、そうやって見るといつも目にする他愛ないやさしげな植物の隠されたポテンシャルが気になってきて、いつもとは違って見えてくるのは私だけだろうか?
ひょっとして、ひょっとして茂みの影に透き通るような白い花が見えませんか?
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上の写真について:Guambiano-Indianの絵。Brugmansia Vulcanicola (Brugmansia はDaturaと同じ成分を持つ。) は”悪い鷲の木”と呼ばれ、この木の下に座るとしばし記憶をなくし空を飛ぶ気持ちになるのだそうだ。
なくしてもいい記憶が溜まった時には、この木の下で”飛んで”みたい。