散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

美しい図鑑

2005-06-08 22:23:29 | 読書感想

もともとリスト作りは好きなのだが、このところ幾つかのブログにて様々なテーマのリストを拝見していたため、私の方も拍車がかかってしまったので、とりあえずもう一つ。

今回は図鑑、辞典、地図の類を羅列することに決めた。。。といっても今ざっと見回しただけでもかなりあって、便利な自然関係の図鑑、特に植物、化石関係などうんざりするほど持っている。
自分でも図鑑を作ろうと、自転車で近所をカメラを持って走り野草、雑草の写真をとり、出来れば採集し押し花も作り。。。という作業をした事があった。円周20km以内の植物生態。それをネタの何か作るつもりだったのだが、ぜんぜん仕上がらない。
それは兎も角、特に好きな本だけ揚げることにした。

<1>Alchemie & Mystik - Alexander Roob
  魔術と神秘関係。図版多し。それぞれのカテゴリーに引用されている絵図が興味深い。雨模様の午後なんかにパラパラめくって楽しむのが良い。

<2>花の王国-荒又宏
Kingdom of flowers 4 珍奇植物挿絵が現物とはかなり違っていて、大半は珍しくない無い植物なのになかなか怪奇に見えてくる。こういう挿絵って描いてみたい。

<3>The Botanical Atlas-Daniel McAlpine 植物学のスタディ。部分のスケッチなどが美しい。顕微鏡ノゾキが趣味の私には、こういうものを魅せられて狂喜しないわけが無い。

 <4>Pflanyen der Goetter(神々の植物達)-Richard E.Schultes、Albert Hofmann共著。過去記事”平行植物”の中でも触れた本。神秘的な力を持った麻薬、毒薬の植物の図鑑。各国の様々な使用例、使用方法なども出ていて興味深いが、ドイツ語版しか出ていないようだ。

<5>Lexikon der Aegyptischen Kultur(エジプト文化辞典)
どういうものかエジプトの装飾や絵画に惹かれる。昨夜もラムゼスの話を夜TVで観ていたところ。ベルリンのエジプト博物館は小さいが気に入っている。Nofretete女王の胸像など、ため息が出るほどに美しい。しかしエジプトにはまだ行っていない。でもエジプトに憧れているのか古代に憧れているのかわからない。いや両方だ。兎に角好きなので他にも2,3冊面白い本がある。

<6>Magie Mythos Religion(魔術、神秘、宗教)-Hannsfeldinand Doebler
私は決して実践的秘儀主義者ではない。でもこの手の本が好きだ。各種の宗教における秘儀について書かれている。図版も多く楽しい。

<7>Fossilien(化石)-Turek,Marek,Benes共著
化石図鑑。他にも鉱物、化石、石関係の図鑑を持っているが、これは化石代表。

<8>Physiologus
これはかつてギリシャで一応ポピュラーな自然科学の本だったらしい。古代において様々な自然物が持っていた意味、その解釈について。当時聖書以外の本でこれほどに翻訳されたものは他を見ないのだというからすごい。例えば“フリントストーン”について:誰かがこの石に近づくと熱い火を噴きあたりを燃やしてしまうという石がある。自然の中には男性的なものと女性的なものがあり、離れていたそれらが、近づいた時にはその間にあるものは燃える。であるからして、女性に近づかぬ事。サムソンを見よ。などとの教訓もたれている。

<10>Lexikon Beruehmter Tiere(有名な動物達の辞典)-Karen Dueve,Thies Voelker
歴史中の、映画の中の、童話の中の、文学の中の、そして伝説の中の動物1200種。ユニコーンからミッキーマウス、ドナルドダックからクローン山羊のドリーまで出ている。こういう本を作る心意気が嬉楽しい。

<11>Weltenyklopaedie der Raumfahrt(宇宙飛行大事典)

歴代の、各国のロケット、衛星が網羅されている。古代、中世も好きだが宇宙関係も好きなので、この方面の辞典、図鑑も多し。 
 
<12>昔の都市の地図の本 


過去記事にも出てきた平衡植物や鼻行類のような架空生物についての辞典的な本達 

”食”関係でも”チーズの図鑑””ワインの図鑑””食材の図鑑”などもある。

辞書もいろいろ持っているが、そういえば友人から誕生日に”クリンゴン語辞書”をもらった。しかしまだ私はクリンゴン語を理解できない。

取り留めなくなってきたし、お腹が空いて眩暈がしてきたのでここで打ち止め。