散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

Kaleidscope

2005-06-29 17:39:13 | 思考錯誤
                           万華鏡
                     
少し前に素敵な 万華鏡の話【Sweet Dadaisum】に影響を受けて、また万華鏡を覗く日が続いている。
                
私は万華鏡や、覗くと一つの世界が一望できる”箱”と言うものの魅力に滅法弱い。
”箱”については又別の機会に書くことにして、今日は万華鏡の事。      

以前、万華鏡を作るワークショップの指導を担当した。週末に親子で工作という一興だった。準備に私が作らねばいけない物がかなりあったので、私にとって面倒なワークショップだったが、出来上がった自作万華鏡を嬉しそうに親子で覗く姿を見て楽しかった思い出がある。
                                   
私はその方面のプロではないから簡単なものしか出来ないが、しかしその仕組みは簡単であっても限りないバリエーションで十分楽しめるものを作る事ができる。
スライド写真の切れ端などもつめて見たりした。私が書いた絵を撮ったスライドを細かく切って入れてみたらなんだか、そのほうが元の絵よりもに魅力的なので不満だったりする。
だから乱暴にガチャガチャ振って覗くとまた更に魅力的な絵が出来ているので、この万華鏡は乱暴に引き出しの中に投げ捨ててオイルワンドタイプの万華鏡を手に取る。
          

オイルワンドタイプは手を動かさなくとも棒の中のキラキラ輝くかけら達が踊りながら次第に落ちてくるのを待つのみだ。
最初はゆっくり、次第に流れが速くなりその変化は豪華であり、そしてゆっくり舞台を去ってゆく。
まるで素敵な音楽を聴いているかのようだ。その色と形の変化する様は息を飲むばかりでいつまでも見飽きない。
テレイドタイプは差し向ける方向で模様が変わる。普段見ている風景がすっかり変わってしまう感じが面白い。
ひょっとして見慣れたあの風景を一皮剥くとこんな世界が隣接しているのかもしれない。
あの大きな樫の木が生えてる辺り、あそこをぺロリと剥がしてみたらどんな風景があるのだろう?
私の宝物の一つに小さなキューブ型のオルゴール式カレイドスコープがある。手の中に納まるほど小さいのでポケットに忍ばせておくことも出来る。
                                       
あんまり美しいから覗きっ放しで目が回った人の話や、時を忘れて異空間から戻ってこれなくなった人の話なんかも出てきそうだ。 そういえばこれを覗いていて気がつくと時計の針がぐるりと知らない間に動いていてだれかに騙されたように感じる事がある。

いつまでも覗いていて、アッと気づいたら万華鏡の中に入ってしまった 「マユさん」のようにこれから私もちょっと旅に出てこよう。

今日の行き先は赤の世界。
               (オイルワンドタイプで赤系統、緑系統、黄色系統の3本持っている)

帰って来る事が出来る様に道しるべをしておかなければいけない。
アリスに出てくるウサギみたいな時計も携えて。。。


音楽回覧板

2005-06-29 16:36:02 | 思考錯誤

なんだか最近ブログ界ではこの”ミュージックバトン”と言うものが流行しているらしい。
このたびAsis2005さんからバトンタッチされたので質問を眺めて見たら、レコード屋(そうそう最近はレコード屋だなんていってはいけない。)のレジなどで「よろしければご記入ください。」と渡されそうな内容だ。音楽は好きだから、そして好きなものの羅列は大好きだから(実は私は好きなものリストのノートを持っている。要は集め魔なのだ。)好きな音楽の羅列をすることに関して問題ない。むしろもっと連ねたくなるけれど。。。

リストを眺めるとそこに見えてくるのは、どうも私は節操が無いタイプらしいということ。
好きな物を入れる箱の入り口はかなり広い。

1.Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量) 皆無。この質問を見て思った事は、皆コンピューターに音楽を落として聴いているのだろうか?と言う事である。それともどこからかデータをダウンロードしていると言う事か?
確かに便利だし、いいのに何で私はそれをやらないのかなあ、と思うけれど。
CDデータ落として聴きながら仕事もいいけれど、私のコンピューターの中身は写真関係でかなり重くなっていてあまり負担かけたくないし、大きな家なわけでなしオーディオ設備を使用する。

 2.Song playing right now (今聞いている曲)
Tom Waits ”Beautiful Maladies”

今日も暑いので。。。(?) この人の潰れちゃったようなだみ声が何とはなしに好きなのだ。 数年前にベルリンで”三文オペラ”で歌っていたのをラジオで聞いただけだけど、とても似合っていた。観たかったなあ、聴きたかったなあと、残念に思う。
しかしこの人はいつも酒か薬に酔ってってるような感じだけど。。。一応ロックのジャンルに分類されてるけれど、あまり型にはまらない。

3.The last CD I bought (最後に買ったCD)
Arvo Paert ”Fratres“ 

いつでもかけていられる音楽ではないけれど、とても美しい曲。Paertの曲をもう何枚持っているのだろう? バイオリンとピアノの曲。静かに聞き入るとある風景が見えてくる感じ。もう少し涼しくなってから聴こう。これは何かしながら聴ける曲ではない。

4.Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
1.Arvo Paert “Passio“ (The Hilliard Ensemble)

過去記事にも出てきたのではずそうかと思ったけれど、好きなのでこれをリストに入れる。
ジョハネス パッション。声がお腹に響いて、それが涙腺の方まで振動をかけてくる。

2.Bach  “Goldberg Variations (Glenn Gould)
 
上に同じ。M.StadtfeldのGoldberg Variationも好きだ。バッハの曲自体が大好きだ。
Stadtfeldは若くてはつらつとしている。でも人と成りは違うが、私の勘違いで無ければ若い時のGouldに少し似ているのじゃないかな?と思った。どこが?と言う件については又別の機会に。

3.Josquin “Missa Pange lingua, Missa La sol fa re mi (The Tallis Scholars)      
最近あまりいけなくなったが、古楽期が好きで、見つけてはコンサートを聴きに行く。
The Hilliard EnsembleやThe Tallis Scolarsも聴いた事があって、それはそれは素晴らしかった。また聴きたいなあ。

4.Lee Morgan “Here`s Lee Morgan“

昔は良くジャズを聴いた。家族にジャズをやっている者がいたから、身近な音楽だったし、
ジャズ喫茶なんていうところでよく聴いた時代もあった。今も聴くけれどドイツに来てからクラッシックを聴くほうが断然多くなった。それでもたまにジャズフェスティバルなどに行くこともある。
知り合いにサックスを吹くジャズ屋がいるのだけれど、最近はヒップホップやラップも混ざって
来たようだ。うまくミックスされていると面白いかもしれない。

5.Led Zeppelin “Atlantic” 

突然ロック登場! 何しろこれを聴いていたのでした昔々。ピンクフロイドとかね。
今でもこれはよく聴きく。 私の場合バロックの日はズーッとバロック、オペラの日、ロックの日、ジャズの日、ワールドミュージックの日とその日によって聴くものの系統が変わる。

5.Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)

5人に回すルールらしいけれど、ルールと言うものはフレキシブルに徐々に変化していくということで、私のバトンを受ける人をこちらから指定しないで、手を上げてくれる人はいないかな?

私が訪ねるブログを書いている方々の音楽趣向はとても興味ありますので、もしもそれならば私もリストアップしてみてもよい。と思われた方いらっしゃいましたら。。。お待ちしてます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
質問:
1.Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
2.Song playing right now (今聞いている曲)
3.The last CD I bought (最後に買ったCD)

4.Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
5.Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)

ところで今ごろ思ったのだけど、このミュージックバトンの発信元はどこの国の人なのか?誰なのか?やっぱり音楽産業関係会社の回し者?