又の名を聖母マリアのマント。夜露の手。 夜露を指先に溜めて朝日にキラキラ光る手だ。
女性のハーブといわれていて葉のお茶がよろしいそうだ。サラダ野菜としても使えるが、まだ試した事が無い。試して、もしもほっぺたが落ちるようなら多分皆放っておかない事だろうから噂を聞かないということは、まあ押して知るべしという事かも知れない。
手の平のように広がった9つに割れた葉先に宝石のような朝露が乗っているのが美しい。
ハゴロモグサの話で何よりも楽しいのは、葉に集まったこの朝露を服用すると不思議な力がを得られるのだという、ラテン名を見るとわかるとうり錬金術師の植物だ。
葉のふちの刻みに朝露が行儀良く並び、やがて葉の中心に向かって滑り落ちてゆく。
ついで書き加えておくと、オレガノは悪魔や悪い精から身を守るし、セージも悪魔と愛の魔法(?)から身を守る。
まあいいや、私は”夜露の手”をまず試す事にしよう。
ちょっと面白かったのでここにメモを残すことにした。