乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

富平市場の自家製トンドン酒

2015-12-28 | 韓国
(前回のつづきです。)
 温陽温泉がある牙山市のバスターミナルは市外バスターミナルと高速バスターミナルに分かれています。と言っても両者は隣合っているのでわかりやすくはあるのですが、その高速バスターミナルがあるはずの市外バスターミナルの隣を見ると無くなっているのでびっくりしました。ひょっとして郊外に移転でもしたのかな?と改めて工事現場を見ると新ターミナルビル内店舗の分譲申込を受け付ける詰所があり、そこで聞いたところすぐ裏に仮の高速バスターミナルがあるとのことです。なるほどと仮ターミナルに行ってみると出札口と待合所に加え売店もありそれなりに立派で、発着する路線がソウルと仁川のみなのがもったいない気がしました。


 ここで仁川行きの方に乗ります。天安綜合バスターミナルを経由し仁川綜合バスターミナルまでは2時間5分ほどかかりますが外岩里民俗村で昼から結構飲んでしまったためよく眠れ、起きたらもう到着という感じです。


 ターミナル前の仁川地下鉄1号線の駅に向かい案内表示を見ると惜しいと思ってしまいました。長音のタテヨコは間違いやすいところではありますね。


 ホームに降りて日本語案内を見ると先発・次発に電車とつけてありさらに「行き」も添えられ日本の案内表示より丁寧な感じがします。


 地下鉄を降りたのは京仁線と交差する富平です。桂陽~空港鉄道経由で仁川・金浦の両空港に比較的出やすい位置なのでこの辺りのモーテルに適当に投宿して翌日帰宅するという旅程はこれまでも何度か使っています。


 富平駅から富平市場駅にかけて広がっている市場へ夕食というか飲みに出ました。


 ここでの目当ては自家製酒を出す「ハルメトンドン酒」という飲み屋です。甕でたっぷりと出て来るトンドン酒は松の葉の香りがして何ともいいものでした。酒を醸造する際に松の葉を入れる方法は昔よく行なわれていたと読み物で目にすることはありますが実物はなかなかお目にかかれません。海鮮ジョンやヘジャングクをつまみに飲んで満腹になりましたが、宿への帰り道もあれこれと美味しそうな店が見え翌朝空港に出て帰宅するだけなのが残念になってしまいました。