先月ウクライナやルーマニアでタトラなど高性能の路面電車に乗りました。路面電車が発達している都市に行くということ自体はまずうれしいことながら高性能の静かな車両ばかりに乗るとどうもイマイチ感が残り釣り掛けの路面電車が恋しくなるものです。
そこで期限切れが近い飛行機のマイルがあったのでこれを使って大阪まで行き「JR西日本30周年記念乗り放題きっぷ」を使って岡山や広島で路面電車に乗ろうと思ったのですが、航空券を予約してからこの切符は発売枚数限定でとっくに売切と気づきました。ものぐさな性格できちんと下調べせずあちこち抜けていると時々この手の失敗をやらかします。
さて困ったと思ったところで「松山・広島割引きっぷ」が見つかりました。これは関西地区発着で新幹線・在来線と高速船を使い松山と広島に行けるというものです。これなら岡山は素通りになるもののもっと路線網が大きい松山に足を延ばせるので釣り掛け路面電車欲解消には十分に使えます。東京に住んでいると関西発の切符は使う機会がなく調べることがなかったのですがイイものがあるものですね。
そんなわけで羽田から飛行機に乗って初めて伊丹の大阪空港に降りました。これまで大阪に行くときは急ぐならとりあえず新幹線、ケチるならLCCで関空なので伊丹はずっと使う機会がなかったというわけです。その初めての伊丹で京急の券売機を見るとなんだか羽田に戻ったようなヘンな感じもします。今回は空港が初モノならついでにモノレールの大阪空港~蛍池も初乗りになってちょっとトクした気分になりました。
少しだけ阪急を楽しんで梅田に出たら大阪駅の窓口で「松山・広島割引きっぷ」を受け取り新大阪へと移動します。新大阪まで来れば新幹線にのるだけのはずなのですが構内で松葉という串カツ屋の字が見えてしまいあまり時間がないのにつかまってしまいました。駅の中にいる気楽さから飲み出したら油断してのんびりしてしまい乗る新幹線ギリギリになって中間改札通ってホームまで結構長い距離を酔って全速力で走る羽目になったのは自業自得です。
「松山・広島割引きっぷ」は松山と広島のどっちに先に行くか選ぶことができます。今回は松山を先にしたので岡山で新幹線から在来線に乗り換えることになるのですが残念なことにここで途中下車はできません。なので岡山電軌には乗れず乗り換えのついでに駅弁を買うくらいになります。岡山の名物駅弁「桃太郎の祭ずし」1000円は何度か食べたことがあるので今回は初めて見た「祭ずし『極』」なる1480円の高い方にしてみました。
特急「しおかぜ」に乗り瀬戸大橋で瀬戸の夕暮れを見て四国に入り件の「極」を開けると器は地味ですが大きい海老など目立ちなかなか立派な感じもあります。まずは美味しく食べましたが桃太郎の祭ずしの面白みのあるパッケージの方が旅行中の遊び食いっぽさは盛り上がるかもしれずこの辺りは好みが分かれそうです。
夜の松山駅に着いたら路面電車が待っていてくれます。駅弁からそう経っていませんがもう少し欲張って面白いラーメンがあるという南堀端電停近くの「瓢太」というお店に行きました。まずおでんをつまみながらビールを飲み最後にラーメンを頼んだところ甘いスープで面白い美味しさです。楽しく飲み食いしたあとはホテルへ路面電車で戻れるのですから松山はステキなところだなあとしみじみ思いました。
明けた朝は適当に路面電車に乗ることが目的になります。相変わらず坊っちゃん列車が走っているなあと思ったら1乗車800円にもなっていることに気づき驚きました。尤もこういう面倒な車両を走らせるのは大変だろうからこのくらいは仕方ないかもとは思うところです。一日乗車券に追加料金払って乗れる制度も無くなりましたが私は釣り掛け電車に乗る方が楽しく坊っちゃん列車はあまり高いおカネを払ってまで乗りたくはないので実害はありません。
肝心の釣り掛け電車は最近塗色がどぎつくなってイヤだなあと思っていたのが釣り掛けにまだまだふんだんに乗れる幸せから馬の鼻先の人参色というかなんだかイイものの色のように思えるようになってしまいました。我ながらいい加減なものです。
一日乗車券で坊っちゃん列車には乗れなくなりましたが今でも一日乗車券の値段(大人500円)より高い乗り賃(大人700円)の高島屋の観覧車にタダで乗れるオマケ付きなので毎度のことながら驚かされます。考えてみれば1人で観覧車に乗るなんて松山でこのオマケがもったいないからと使うときくらいですが松山市駅からの同時発車が見えたりなかなか楽しいものです。
タダと言えば初めて伊予鉄の資料室「坊っちゃん列車ミュージアム」を見物しました。松山市駅前でスタバの店内を通った先という便利な場所にこういうものを作って無料で開放するとは太っ腹だと感心させられます。通常展示に加え森松線の展示があってこれも楽しめました。
一日乗車券を買ったあとで行くのはオマケの観覧車や無料で入れる資料室、となるとおカネを使うのは食べる時くらいになります。私のような観光客が大勢頼んでいて人気のほどがうかがえる甘い鍋焼きうどんや松山鮓を食べてまた釣り掛けに乗って、と楽しい時間が過ごせました。
(次回に続きます。)
そこで期限切れが近い飛行機のマイルがあったのでこれを使って大阪まで行き「JR西日本30周年記念乗り放題きっぷ」を使って岡山や広島で路面電車に乗ろうと思ったのですが、航空券を予約してからこの切符は発売枚数限定でとっくに売切と気づきました。ものぐさな性格できちんと下調べせずあちこち抜けていると時々この手の失敗をやらかします。
さて困ったと思ったところで「松山・広島割引きっぷ」が見つかりました。これは関西地区発着で新幹線・在来線と高速船を使い松山と広島に行けるというものです。これなら岡山は素通りになるもののもっと路線網が大きい松山に足を延ばせるので釣り掛け路面電車欲解消には十分に使えます。東京に住んでいると関西発の切符は使う機会がなく調べることがなかったのですがイイものがあるものですね。
そんなわけで羽田から飛行機に乗って初めて伊丹の大阪空港に降りました。これまで大阪に行くときは急ぐならとりあえず新幹線、ケチるならLCCで関空なので伊丹はずっと使う機会がなかったというわけです。その初めての伊丹で京急の券売機を見るとなんだか羽田に戻ったようなヘンな感じもします。今回は空港が初モノならついでにモノレールの大阪空港~蛍池も初乗りになってちょっとトクした気分になりました。
少しだけ阪急を楽しんで梅田に出たら大阪駅の窓口で「松山・広島割引きっぷ」を受け取り新大阪へと移動します。新大阪まで来れば新幹線にのるだけのはずなのですが構内で松葉という串カツ屋の字が見えてしまいあまり時間がないのにつかまってしまいました。駅の中にいる気楽さから飲み出したら油断してのんびりしてしまい乗る新幹線ギリギリになって中間改札通ってホームまで結構長い距離を酔って全速力で走る羽目になったのは自業自得です。
「松山・広島割引きっぷ」は松山と広島のどっちに先に行くか選ぶことができます。今回は松山を先にしたので岡山で新幹線から在来線に乗り換えることになるのですが残念なことにここで途中下車はできません。なので岡山電軌には乗れず乗り換えのついでに駅弁を買うくらいになります。岡山の名物駅弁「桃太郎の祭ずし」1000円は何度か食べたことがあるので今回は初めて見た「祭ずし『極』」なる1480円の高い方にしてみました。
特急「しおかぜ」に乗り瀬戸大橋で瀬戸の夕暮れを見て四国に入り件の「極」を開けると器は地味ですが大きい海老など目立ちなかなか立派な感じもあります。まずは美味しく食べましたが桃太郎の祭ずしの面白みのあるパッケージの方が旅行中の遊び食いっぽさは盛り上がるかもしれずこの辺りは好みが分かれそうです。
夜の松山駅に着いたら路面電車が待っていてくれます。駅弁からそう経っていませんがもう少し欲張って面白いラーメンがあるという南堀端電停近くの「瓢太」というお店に行きました。まずおでんをつまみながらビールを飲み最後にラーメンを頼んだところ甘いスープで面白い美味しさです。楽しく飲み食いしたあとはホテルへ路面電車で戻れるのですから松山はステキなところだなあとしみじみ思いました。
明けた朝は適当に路面電車に乗ることが目的になります。相変わらず坊っちゃん列車が走っているなあと思ったら1乗車800円にもなっていることに気づき驚きました。尤もこういう面倒な車両を走らせるのは大変だろうからこのくらいは仕方ないかもとは思うところです。一日乗車券に追加料金払って乗れる制度も無くなりましたが私は釣り掛け電車に乗る方が楽しく坊っちゃん列車はあまり高いおカネを払ってまで乗りたくはないので実害はありません。
肝心の釣り掛け電車は最近塗色がどぎつくなってイヤだなあと思っていたのが釣り掛けにまだまだふんだんに乗れる幸せから馬の鼻先の人参色というかなんだかイイものの色のように思えるようになってしまいました。我ながらいい加減なものです。
一日乗車券で坊っちゃん列車には乗れなくなりましたが今でも一日乗車券の値段(大人500円)より高い乗り賃(大人700円)の高島屋の観覧車にタダで乗れるオマケ付きなので毎度のことながら驚かされます。考えてみれば1人で観覧車に乗るなんて松山でこのオマケがもったいないからと使うときくらいですが松山市駅からの同時発車が見えたりなかなか楽しいものです。
タダと言えば初めて伊予鉄の資料室「坊っちゃん列車ミュージアム」を見物しました。松山市駅前でスタバの店内を通った先という便利な場所にこういうものを作って無料で開放するとは太っ腹だと感心させられます。通常展示に加え森松線の展示があってこれも楽しめました。
一日乗車券を買ったあとで行くのはオマケの観覧車や無料で入れる資料室、となるとおカネを使うのは食べる時くらいになります。私のような観光客が大勢頼んでいて人気のほどがうかがえる甘い鍋焼きうどんや松山鮓を食べてまた釣り掛けに乗って、と楽しい時間が過ごせました。
(次回に続きます。)
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