乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

平和交通の成田空港バス

2012-10-05 | 千葉県
 先月東京駅→成田空港800円というキャンペーン運賃で京成グループのバス(東京シャトル)に乗りました。
(その時の話はこちらをご覧下さい。)
 このキャンペーン運賃は今月から東京側発900円・成田側発1000円と若干値上げされています。東京駅~成田空港間には「平和交通」の路線「THEアクセス成田」もあり、こちらは(正規)運賃が1000円ですから成田空港→東京駅は同額ということになりました。

 今月も成田空港を使う機会があり、それなら今度は平和交通に乗ってみよう、という単純な発想にももちろんなるのですが、改めて両者を考えてみると京成グループの正規運賃が「1ヶ月前までに予約1000円→前日までに予約1500円→当日2000円」という段階別である点が引っかかります。まずは両者共存共栄で「いつでも1000円」状態が続いて欲しいからやっぱ両方に乗らねば、と平和交通を使った話が以下です。

 今回は成田空港第1ターミナルから乗りました。ここでは京成グループ・平和交通どちらも同じ停留所(31番)に停車します。オレンジのおなじみリムジンバスをはじめとする各社の乗り場からはちょっと離れた一番端にあり、やや場末感というか隅に追いやられた感があって新参路線らしい雰囲気(?)です。それはともかくあいにく雨天で、大き目の荷物を持って待っていると屋根が小さく風が吹くと雨が吹き込んでくるのには閉口しました。


 第2ターミナルを先に経由してから到着したバスはまだ新しく、トイレつきで一般席42+補助席8=全50席です。トイレが無く一般席45+補助席10=全55席の京成グループ側にくらべるとゆとりがあります。


 出発すると先月乗った東京発の京成グループ側が京葉道路経由だったのに対しこちらは東関東自動車道経由と経路が違いました。渋滞もなく順調に東京駅、さらに終点の銀座駅(数寄屋橋)に到着し、これで1000円はやっぱりおトクだとしみじみ思います。


 ちなみにこの平和交通側は10月10日から増便され予約も可能になるとあり、対する京成グループも来年の3月末までキャンペーン運賃続行とのことです。
 というわけなのでとりあえずは結構な流れですが、どうせなら共同運行化あるいは東京駅の停留所の統一だけでも行うとかして「東京駅~成田空港間の1000円バス:30分毎」をうたえる状況にできないものかと欲が出てきてしまいます。
 そんなことを考えてしまうのは例えば上で画像を貼った同じ停留所を使う第1ターミナル発の時刻がほぼそうなっているからで、ちょっと並べてみます。
★THEアクセス成田(10月10日改正後)
7:10 8:10 9:10 10:10 10:30 11:10 12:10 13:10 14:10 14:30 15:10 16:10 17:10 18:10 18:50 19:10 20:10 21:10 21:30 22:10 22:50 23:10 23:25
★東京シャトル
7:40 8:40 9:40 10:40 11:40 12:40 13:40 14:40 15:40 16:40 17:40 18:40 19:40 20:40 21:40 22:40

 こんな具合に競争の構図にありながら既に成田空港側では「バス停に行けば30分毎に1000円バスが出ている」状況になっているというわけです。だったら東京駅側も統一されれば「成田空港に行くときはとりあえず東京駅の『あそこ』に行く」みたいな感覚もできてきそうですし、あるいは不慣れな一見さんの外国人旅行者でも使いやすくなるでしょうからなんだかもったいない気がします。

(※2014年6月追記)その後両者は共に増便され、日中はそれぞれ東京側の発車便が毎時2本程度・成田空港発の便が20分毎と大幅に増えました。


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