(前回・天保山渡船のつづきです。)
今回は海遊館と客船ターミナルの前にある天保山バス停(大阪市港区)で市バス72系統ドーム前千代崎行きに乗るところから話を始めます。
72系統に乗ってみようと思った理由は「なみはや大橋」という経由がちょっと気になったからです。なみはや大橋は港区と大正区を分かつ尻無川を跨ぐ有料道路で高さがあるため結構眺望がききます。また料金所通過の際運転士さんが回数券(でしょうか?)を渡す様子を見ることができちょっと面白く感じました。
渡った大正区側で降りた停留所は鶴町一丁目です。ここの南側に「船町渡船」の渡場があります。
バス通り沿いに立ち飲みコーナーを設けている酒屋さんがありました。時間がよければ一杯引っ掛けて行きたい雰囲気ですがまだしばらく「乗り」があるので今回はパスします。
「大丸石油」の脇にクルマが入れない道があり、その突き当たりが渡場です。
燃料タンクがあるだけあって火気厳禁とあります。
ロケット花火やシンナー遊びはいけないもののボール遊びは構わないというのはなるほどというところです。この辺の子供は一度くらい事務所のお世話になったことがあったりするのでしょうか。クルマがこない道となれば格好の遊び場になることでしょうね。
木津川運河の堤防を上がると渡場です。
この北側の渡場が渡船のターミナルで詰所もあります。
バス停とも共通するような雰囲気がある待合所を覗くと時刻表やこの船町渡船の立派な由来書きが見えます。
読んでみるとこの北側=鶴町側にかつて市電が走っていたとか南側=船町側には飛行場(木津川飛行場)があったと書いてあります。ここの飛行場は戦前にはもうなくなっていたそうですが、伊丹の前にこんなところに飛行場があったとは知らず驚きました。
時間になったので乗船します。この渡船も天保山渡船同様自転車の乗客が主でした。北側から出発し南側で乗降が終わるとすぐに北側に戻るというダイヤです。
由来書きに両岸は75mとあり乗船時間はたぶん1分に満たないのではないかというほどあっという間(計ってはいませんが)でした。乗り込むと川風(運河風?)をのんびり味わうヒマもなく南側についてしまいます。
工場に囲まれたあまり広くない運河なので天保山渡船のような開放的な乗り味とくらべよりゲタ履き感が強いというのかなかなか面白い乗り味です。お客さんが船員さんに挨拶して乗り降りする雰囲気のいい渡船でした。
北側に戻る船を見送ったら日立造船など工場の間の道を市バス西船町停留所まで少々歩きます。
西船町停留所は市バス70系統(ドーム前千代崎行き)の終点です。あまり広くない折返場(西船町操車場)でバス3両が顔を並べて出発を待っている様子はなかなか可愛らしい感じがありました。
70系統の特徴は平日の朝夕に途中停留所をいくつか通過する急行が設定されていることです。この急行は例えば朝7時台は16本・夕方17時台は11本という具合にかなり便数が多いので存在感があります。この急行に乗って次の渡船に向かいました。
(次回に続きます。)
今回は海遊館と客船ターミナルの前にある天保山バス停(大阪市港区)で市バス72系統ドーム前千代崎行きに乗るところから話を始めます。
72系統に乗ってみようと思った理由は「なみはや大橋」という経由がちょっと気になったからです。なみはや大橋は港区と大正区を分かつ尻無川を跨ぐ有料道路で高さがあるため結構眺望がききます。また料金所通過の際運転士さんが回数券(でしょうか?)を渡す様子を見ることができちょっと面白く感じました。
渡った大正区側で降りた停留所は鶴町一丁目です。ここの南側に「船町渡船」の渡場があります。
バス通り沿いに立ち飲みコーナーを設けている酒屋さんがありました。時間がよければ一杯引っ掛けて行きたい雰囲気ですがまだしばらく「乗り」があるので今回はパスします。
「大丸石油」の脇にクルマが入れない道があり、その突き当たりが渡場です。
燃料タンクがあるだけあって火気厳禁とあります。
ロケット花火やシンナー遊びはいけないもののボール遊びは構わないというのはなるほどというところです。この辺の子供は一度くらい事務所のお世話になったことがあったりするのでしょうか。クルマがこない道となれば格好の遊び場になることでしょうね。
木津川運河の堤防を上がると渡場です。
この北側の渡場が渡船のターミナルで詰所もあります。
バス停とも共通するような雰囲気がある待合所を覗くと時刻表やこの船町渡船の立派な由来書きが見えます。
読んでみるとこの北側=鶴町側にかつて市電が走っていたとか南側=船町側には飛行場(木津川飛行場)があったと書いてあります。ここの飛行場は戦前にはもうなくなっていたそうですが、伊丹の前にこんなところに飛行場があったとは知らず驚きました。
時間になったので乗船します。この渡船も天保山渡船同様自転車の乗客が主でした。北側から出発し南側で乗降が終わるとすぐに北側に戻るというダイヤです。
由来書きに両岸は75mとあり乗船時間はたぶん1分に満たないのではないかというほどあっという間(計ってはいませんが)でした。乗り込むと川風(運河風?)をのんびり味わうヒマもなく南側についてしまいます。
工場に囲まれたあまり広くない運河なので天保山渡船のような開放的な乗り味とくらべよりゲタ履き感が強いというのかなかなか面白い乗り味です。お客さんが船員さんに挨拶して乗り降りする雰囲気のいい渡船でした。
北側に戻る船を見送ったら日立造船など工場の間の道を市バス西船町停留所まで少々歩きます。
西船町停留所は市バス70系統(ドーム前千代崎行き)の終点です。あまり広くない折返場(西船町操車場)でバス3両が顔を並べて出発を待っている様子はなかなか可愛らしい感じがありました。
70系統の特徴は平日の朝夕に途中停留所をいくつか通過する急行が設定されていることです。この急行は例えば朝7時台は16本・夕方17時台は11本という具合にかなり便数が多いので存在感があります。この急行に乗って次の渡船に向かいました。
(次回に続きます。)
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