乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

電車で成田空港

2014-07-17 | 千葉県
 京成スカイアクセス線の開業(2010年7月17日)からもう4年も経つことに気づきました。

 近年は900~1000円で乗れる高速バスが便利になってはいるものの、まず間に合うはずと思う一方で万一ひどい渋滞につかまったらどうしようと不安が湧いてくる小心者だとどうも電車を選んでしまいがちです。なので成田空港から飛行機に乗る場合たいていこのスカイアクセス経由のアクセス特急にお世話になります。ただ40分も間隔が空き運賃も船橋経由より高くとあまり素直に便利になったなあという感じでもありません。してみると開業前に定番だった船橋経由の特急は運賃が安いだけでなく20分毎でもっと前は停車駅も少なかったりと結構健闘してる(た)のかもと思い直しました。(スカイライナーはなにせ高いのと日暮里が遠いのとで縁がありません。)
 またアクセス特急には感覚的・体感的なノロさもつきまといます。120㎞/h出せるとなれば決して遅くはないはずでも北総開発鉄道からのだだっ広いところを走る立派な路線だと遅く感じるものです。さらにスカイライナーの通過待ちを食らったりもしますし。おかげでなんだかスカイライナーがキライになってしまいました。早くあっち行け、と思ったところで結局追いかけて同じとこに向かうわけですけれど。同じ160㎞/h出す空港電車でもガトウィック・エクスプレスみたいに釣り掛け第三軌条式だったら面白いのになあと思ったりです。


 単線の悲しさで田んぼを見ながらの交換待ち(新根古屋信号場)もあったりすると、お隣のエアポート成田に笑われているような気分になってきます(って単線同士ですけど)。


 そんなわけで成田空港に着く頃は飛行機に乗る前なのにくたびれてしまいがちです。運よく京急600形の先頭でかぶりつくなら結構楽しめたりもしますがなかなか当たりません。


 車両といえば今浅草線に入る中で乗りたいと思う方の北総7260形(元京成3300形)や京成3500形、割に新しいハコながら昔のAEの機器流用したゲテモノっぽさがある京成3400形といった面々がアクセス特急に入らないことも残念だったりします。片開き扉好きなので3300形など「ハズレの赤電」くらいに思っていたものですが今や浅草線で当たるとうれしくなりますから勝手なものです。


 かぶりついているとNEXが見え帰りはそっちにしようと誘惑されることもあります。でも乗るなら往路からそう決めておいて割引のある「NEX往復きっぷ」を使わないと損した気分になるんですよね。


 NEXは高い上先代はボックスシートに当たることもあったりであまり乗る気がしませんでしたが、車両の世代交代や「NEXクーポン」→「NEX往復きっぷ」の登場もあって徐々に使いやすくなってきてはいます。とは言えそれでも結構高いのと最終便が京成より早いので遅く到着する飛行機に乗る場合「NEX往復きっぷ」を使うことができません。


 ちょうど発車するタイミングだしホリデー料金だし、ということでフラフラと快速エアポート成田のグリーン車に乗ってしまったときは、もういっそ駅弁食べて改めて国内旅行気分と菜の花弁当にビールを開けそのあと乗り換えて自宅に向かうのが億劫になってしまい失敗(?)しました。


 そういえばスカイアクセスが開業した2010年は羽田空港に国際線ターミナルができた年でもありました。なのでそもそも成田空港に行かず近い羽田空港を使えば楽ということにはなるものの羽田の国際線はそうは多くなく同じ行先でも成田発の航空券より高かったりでなかなかそうもいきません。とりあえず神頼みで祈ってみるなら成田が便利になることよりまずは円高や燃料相場の下落辺りがいいのかなと思ったりもします。
 長々ぶつくさと引っ張りましたが、ともあれ成田空港への新たなルートと羽田空港国際線ターミナルのどちらもが開業した2010年は大きな節目だったんだなあと改めて感心しました。

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