台中県の山間部にある梨山からさらに奥にあたる七家湾渓をさかのぼった先の武陵山荘に宿泊しました。ここは林務局が運営する登山やハイキング客向けの公共の宿です。
部屋は4人部屋か「通舗」という共同部屋という選択肢があります。私は共同部屋は好きではないのですが1人で4人部屋はさすがに大き過ぎるので通舗を選ぶと1泊2色付で平日価格580元でした(休日680元)。共同部屋は板の間に布団敷いて寝る方式でバストイレは部屋ごとについてます。この晩の宿泊客は施設全体で私と台北から来た登山客のおじさん1人の計2人だけでした。相部屋なので自然おしゃべりになりますが「どこの山に登りに来たの?」というしごく当たり前の質問にバスに乗りに来たと答えるのも自信がなくキレイな風景を見に来たなどとお茶を濁します。
6時に始まる夕食はこの近辺の名物キャベツがメインでした。ニンニクキャベツ炒めと酸味が出るまで漬けたザワークラウト風のキャベツスープが地味ながらなかなかオツで食べ放題のご飯をおかわりします。
ちなみに台湾ではキャベツを高麗菜というのですがなぜ高麗という名前がついたのか不思議です。そういえば「高麗」の韓国ではヤンベチュ、ヤンは漢字の洋でペチュは白菜ですから洋白菜だったりしますが。
余談はさておき明けて7時に始まる朝食はお粥で、食べていたら朝もさらにキャベツ炒めが出てきました。
翌日は8時に山荘を発ち七家湾渓沿いを下って行きます。
リンゴや梨などの果樹園が目立つ山あいを歩いているといつの間にか子犬がいつまでもついて来るので困りました。
まあ大犬じゃなくてよかったのですが。台湾の山の中を歩いていると結構野犬を見かけるので要注意です。台湾でも都会にいる暑いからかひたすらダラーっとしている犬と違い吠え付いてきますから。蛇足ながら台湾の山でもう一つ嫌なものはヘビです。何度か行き遭ってますがぶっとくて黒っぽいのも細めの緑のやつも思い出すだけで冷や汗が出ます。
道路に沿って流れる七家湾渓はタイワンマスという貴重な魚の棲息地です。なので釣りなどは禁止されています。
暑い台湾にマスがいるなんてびっくりしましたが、このタイワンマスは水温の低いこの七家湾渓に陸封されて生きてきたもので台湾でもここでしか見られない貴重な魚なのだそうです。その名も「観魚台」というところで淵を覗くと泳いでいる様子を結構よく見ることができました。
写真だとマスがよくわかりませんが、ともあれ標高3000m級の稜線から流れてくる冷たそうな水は澄んでいてキレイです。
美しい渓流とタイワンマスを見ながら山荘から5kmほど下ると武陵農場の観光の中心、武陵農場バス停に着きます。
バス停の近くに昔のバス乗り場風にしつらえた休みどころがあり、覗くと「台路」を図案化したマークが見えました。台湾省公路局時代のマークでしょうか。ここからは国光客運バスに乗って宜蘭へ下りました。
という具合に高原産のキャベツを食べマスを見物したらこれまで持っていた暑い台湾のイメージがだいぶ変わりました。
部屋は4人部屋か「通舗」という共同部屋という選択肢があります。私は共同部屋は好きではないのですが1人で4人部屋はさすがに大き過ぎるので通舗を選ぶと1泊2色付で平日価格580元でした(休日680元)。共同部屋は板の間に布団敷いて寝る方式でバストイレは部屋ごとについてます。この晩の宿泊客は施設全体で私と台北から来た登山客のおじさん1人の計2人だけでした。相部屋なので自然おしゃべりになりますが「どこの山に登りに来たの?」というしごく当たり前の質問にバスに乗りに来たと答えるのも自信がなくキレイな風景を見に来たなどとお茶を濁します。
6時に始まる夕食はこの近辺の名物キャベツがメインでした。ニンニクキャベツ炒めと酸味が出るまで漬けたザワークラウト風のキャベツスープが地味ながらなかなかオツで食べ放題のご飯をおかわりします。
ちなみに台湾ではキャベツを高麗菜というのですがなぜ高麗という名前がついたのか不思議です。そういえば「高麗」の韓国ではヤンベチュ、ヤンは漢字の洋でペチュは白菜ですから洋白菜だったりしますが。
余談はさておき明けて7時に始まる朝食はお粥で、食べていたら朝もさらにキャベツ炒めが出てきました。
翌日は8時に山荘を発ち七家湾渓沿いを下って行きます。
リンゴや梨などの果樹園が目立つ山あいを歩いているといつの間にか子犬がいつまでもついて来るので困りました。
まあ大犬じゃなくてよかったのですが。台湾の山の中を歩いていると結構野犬を見かけるので要注意です。台湾でも都会にいる暑いからかひたすらダラーっとしている犬と違い吠え付いてきますから。蛇足ながら台湾の山でもう一つ嫌なものはヘビです。何度か行き遭ってますがぶっとくて黒っぽいのも細めの緑のやつも思い出すだけで冷や汗が出ます。
道路に沿って流れる七家湾渓はタイワンマスという貴重な魚の棲息地です。なので釣りなどは禁止されています。
暑い台湾にマスがいるなんてびっくりしましたが、このタイワンマスは水温の低いこの七家湾渓に陸封されて生きてきたもので台湾でもここでしか見られない貴重な魚なのだそうです。その名も「観魚台」というところで淵を覗くと泳いでいる様子を結構よく見ることができました。
写真だとマスがよくわかりませんが、ともあれ標高3000m級の稜線から流れてくる冷たそうな水は澄んでいてキレイです。
美しい渓流とタイワンマスを見ながら山荘から5kmほど下ると武陵農場の観光の中心、武陵農場バス停に着きます。
バス停の近くに昔のバス乗り場風にしつらえた休みどころがあり、覗くと「台路」を図案化したマークが見えました。台湾省公路局時代のマークでしょうか。ここからは国光客運バスに乗って宜蘭へ下りました。
という具合に高原産のキャベツを食べマスを見物したらこれまで持っていた暑い台湾のイメージがだいぶ変わりました。
梨山、台湾高山茶の中で一番好きなので、行ってみたいところのひとつです。とはいえ、ずっと台北から抜け出せません。台湾をくまなく網羅されているsekenaさんが羨ましいです。古早味のお弁当がとっても美味しそうですね。
訪問時も山荘に泊まっていた早朝地震がありテレビで高速鉄道に遅れが出たというニュースを見て、地震・台風と激しい災害に襲われやすい台湾の自然条件の厳しさを実感しました。
梨山茶、現地の茶園や農会でいくつか買って帰ったので空けるのが楽しみです。