乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

ベレンの渡船とエッグタルト

2015-04-16 | ポルトガル
 リスボンのカイス・ド・ソドレ駅(Cais do Sodre)からテージョ川(Rio Tejo)に沿って西のカスカイス(Cascais)に向かう近郊電車に乗り、名所の多いベレン(Belem)に行きました。ベレン駅を降りてテージョ川でも見ようかと向かったところ渡船乗り場が目につきます。


 川の渡船と言っても結構大きい船です。


 日中は毎時1便程度の渡船がちょうど出るところだというので行き先がよくわからないまま衝動的に乗ってしまいました。


 川と言ってもこんなにデカく、鉄道・道路共用の4月25日橋はなかなかの迫力です。


 ベレンの名所も船から見られます。左が「発見のモニュメント」で真ん中は「ベレンの塔」、右端はベレンではなく対岸の4月25日橋付近に立つ神様系モニュメント(Santuario Nacional de Cristo Rei)です。


 河口側を見るとまあどうということもないのですがこの先へ船乗りどもが「発見」しに出て行ったと思うとこれも名所に見えて来たりもします。尤もはるばる発見された側の日本から行って発見のモニュメントで漕ぎ出でな感(?)をもつのって何かヘンですね。


 10分ほどで対岸のBrandaoに到着するとバスが停まっているのが見えたのでちょっと気になったのですが降りずに先に進みます。


 さらに10分ほど川を下ると同じく対岸側のTrafariaに着きここが終点です。それなりに町らしい様子が見えましたが時間がないのですぐベレンに折り返しました。結局往復1時間弱の遊覧船的な乗り方になったという次第です。


 さてそもそもベレンに行った目的はエッグタルトの超有名店パステイス・デ・ベレン(Pasteis de Belem)でした。石畳に店名が入った店先にも店内からの行列がのび大賑わいでまさしく飛ぶように売れていきます。


 買って帰る人だけでなく店内の席も当然混雑しているのですが店頭のカウンターで飲み物と一緒に立ち食いもできこれは空席待ちの必要がないので比較的早くありつけます。ただお勘定はレジで先払いなのでそのときに行列する必要はあるかもしれませんが。ごくシンプルなお菓子のはずなのになぜかウマく東京にいても時折食べたいなあと思ったりするものなので久しぶりに食べられ大変幸せなひとときでした。

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