韓国・慶尚南道の統営市内には有人の離島がいくつかあります。統営に行ったときせっかくなので離島にも足をのばそうという気になり船の便数が比較的多く手軽そうな欲知島に行ってみることにしました。
欲知島への船は統営の街中にある旅客船ターミナルから出るものと街中から南に離れた三徳港から出るものがあります。今回は便数が多い三徳港を使うことにし街中の文化マダン停留所から501番の市内バスで向かったところ20分ほどで着きました。
(統営の市内バス案内サイト:統営市市内バス情報システム)
三徳港~欲知島の航路は嶺東海運と慶南海運があり三徳港の切符売り場は別々です。特にどちらにするとも決めていなかったので両者の時刻表を見て先に出る便だった嶺東海運にしました。なお切符を買う時と乗船時に身分証明の提示が必要なので外国人旅行者の私はその都度パスポートを出すことになります。
乗り込むとモノクラスの自由席ながら座席と桟敷席の両方があり日本同様に座る文化の韓国らしさを感じました。
欲知島までの乗船時間は50分程度とそう長くない割に売店の品書きは多く各種酒類に清涼飲料水やコーヒー、柚子茶など温かい飲み物、食べ物はスンデ(腸詰)やタッコチ(唐辛子のタレがついた鳥の串焼き)にカップラーメンや菓子類その他がズラリと並び誘惑してきます。ここで負けてしまうと島に着いてから食べられなくなるのでガマンしましたがそこまで空腹ではなかったのに「おあずけ」みたいな気分になってしまい欲知島が見えたらなんだかホッとしました。
欲知島の船着場は嶺東海運と慶南海運の場所が別々ではあるもののどちらも欲知港内にありこの周辺が島の中心です。岸壁には気楽そうな刺身屋がいくつか設えられていて見ると何か食べたくなります。欲知島では養殖も行なわれているサバが名物だというので「サバ1匹1万ウォン」と書いてある店で1匹頼むとすぐに水中から掬ってさばかれ1人にはやや多い量が目の前に置かれました。ワサビ醤油だけでなくコチュジャンや味噌も使い葉っぱに巻いて食べる韓国式の刺身は変化がつくので多めでも最後まで飽きずに美味しく食べられます。
欲知島には島内を回る路線バスがありちょっとだけ乗ってみました。統営市内ではあるものの統営「本土」の市内バスと違いICカードが使えず運賃は1000ウォン均一です。運転士さんは人当たりのいい方で慣れない観光客が細かいのが無いと1万ウォン札を出しても迷惑がらずに後の乗客から集めて9千ウォンのお釣りを作り渡してあげていたり運転は飛ばさずごくゆっくりという具合ののんびりした雰囲気でした。
船着場付近から数分の観清というところで降り集落を抜け裏の坂道を登って行きます。
登っていくとサツマイモ畑が結構見られました。欲知島は平地は少ないものの斜面の畑でよいサツマイモができこれが名物なのだそうです。徐々に坂の勾配がきつくなりましたが停留所から10分くらいとそうくたびれもしないうちに目的地の『地中海』というペンションが見えてきました。
見晴らしの良いところにあるペンションの食堂ではサツマイモを使った自家製トンドン酒を飲むことができこれが目的で来たというわけです。1杯単位はなく1本単位の注文になり1人だと結構量がありますが爽やかな香りと穏やかな甘味があって口当たりがよくへムルジョン(海鮮チヂミ)をつまみながら飲んだらいつの間にか空いてしまいました。
飲み終わると自家製なのでアルコール度はわからないものの結構酔いが回りぼーっとした頭と千鳥足で登ってきた坂を下ります。バスは便数が少ないので歩いて船着場に戻り改めて刺身屋を見ると今度は活きの貝類が美味しそうです。ただ間がいいのか悪いのか三徳港行きの船が出る時間が近くのんびり食べている時間がないのでテイクアウトにしてもらいました。値段を聞いてみると1人分だとだいたい15000~20000ウォンくらいかなという答えでしたがトンドン酒とへムルジョンからあまり経っていないので少な目に10000ウォン分と頼んでみます。ツブ貝にホヤ、ナマコと手際よくさばかれていく様子を見るのも楽しみのうちでワカメと調味料・薬味・箸を添えた包みを渡してもらったら往路と同じ嶺東海運に乗りました。出航と共に食べたら新鮮なだけあり生臭みがなくとてもウマいので島で泊まって夕食でもっといろいろ食べたかったなあと急ぎ足の旅程が残念になります。
というわけで欲知島ではほぼ飲み食いしただけですが楽しい時間を過ごせました。
欲知島への船は統営の街中にある旅客船ターミナルから出るものと街中から南に離れた三徳港から出るものがあります。今回は便数が多い三徳港を使うことにし街中の文化マダン停留所から501番の市内バスで向かったところ20分ほどで着きました。
(統営の市内バス案内サイト:統営市市内バス情報システム)
三徳港~欲知島の航路は嶺東海運と慶南海運があり三徳港の切符売り場は別々です。特にどちらにするとも決めていなかったので両者の時刻表を見て先に出る便だった嶺東海運にしました。なお切符を買う時と乗船時に身分証明の提示が必要なので外国人旅行者の私はその都度パスポートを出すことになります。
乗り込むとモノクラスの自由席ながら座席と桟敷席の両方があり日本同様に座る文化の韓国らしさを感じました。
欲知島までの乗船時間は50分程度とそう長くない割に売店の品書きは多く各種酒類に清涼飲料水やコーヒー、柚子茶など温かい飲み物、食べ物はスンデ(腸詰)やタッコチ(唐辛子のタレがついた鳥の串焼き)にカップラーメンや菓子類その他がズラリと並び誘惑してきます。ここで負けてしまうと島に着いてから食べられなくなるのでガマンしましたがそこまで空腹ではなかったのに「おあずけ」みたいな気分になってしまい欲知島が見えたらなんだかホッとしました。
欲知島の船着場は嶺東海運と慶南海運の場所が別々ではあるもののどちらも欲知港内にありこの周辺が島の中心です。岸壁には気楽そうな刺身屋がいくつか設えられていて見ると何か食べたくなります。欲知島では養殖も行なわれているサバが名物だというので「サバ1匹1万ウォン」と書いてある店で1匹頼むとすぐに水中から掬ってさばかれ1人にはやや多い量が目の前に置かれました。ワサビ醤油だけでなくコチュジャンや味噌も使い葉っぱに巻いて食べる韓国式の刺身は変化がつくので多めでも最後まで飽きずに美味しく食べられます。
欲知島には島内を回る路線バスがありちょっとだけ乗ってみました。統営市内ではあるものの統営「本土」の市内バスと違いICカードが使えず運賃は1000ウォン均一です。運転士さんは人当たりのいい方で慣れない観光客が細かいのが無いと1万ウォン札を出しても迷惑がらずに後の乗客から集めて9千ウォンのお釣りを作り渡してあげていたり運転は飛ばさずごくゆっくりという具合ののんびりした雰囲気でした。
船着場付近から数分の観清というところで降り集落を抜け裏の坂道を登って行きます。
登っていくとサツマイモ畑が結構見られました。欲知島は平地は少ないものの斜面の畑でよいサツマイモができこれが名物なのだそうです。徐々に坂の勾配がきつくなりましたが停留所から10分くらいとそうくたびれもしないうちに目的地の『地中海』というペンションが見えてきました。
見晴らしの良いところにあるペンションの食堂ではサツマイモを使った自家製トンドン酒を飲むことができこれが目的で来たというわけです。1杯単位はなく1本単位の注文になり1人だと結構量がありますが爽やかな香りと穏やかな甘味があって口当たりがよくへムルジョン(海鮮チヂミ)をつまみながら飲んだらいつの間にか空いてしまいました。
飲み終わると自家製なのでアルコール度はわからないものの結構酔いが回りぼーっとした頭と千鳥足で登ってきた坂を下ります。バスは便数が少ないので歩いて船着場に戻り改めて刺身屋を見ると今度は活きの貝類が美味しそうです。ただ間がいいのか悪いのか三徳港行きの船が出る時間が近くのんびり食べている時間がないのでテイクアウトにしてもらいました。値段を聞いてみると1人分だとだいたい15000~20000ウォンくらいかなという答えでしたがトンドン酒とへムルジョンからあまり経っていないので少な目に10000ウォン分と頼んでみます。ツブ貝にホヤ、ナマコと手際よくさばかれていく様子を見るのも楽しみのうちでワカメと調味料・薬味・箸を添えた包みを渡してもらったら往路と同じ嶺東海運に乗りました。出航と共に食べたら新鮮なだけあり生臭みがなくとてもウマいので島で泊まって夕食でもっといろいろ食べたかったなあと急ぎ足の旅程が残念になります。
というわけで欲知島ではほぼ飲み食いしただけですが楽しい時間を過ごせました。
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