つれづれ日記

~認知症に備えて~
(H26/11/21geocitiesから"goo"に引越)
(写真はクリックすると大きくなる)

地震6日目

2011-03-16 23:48:12 | 日記・エッセイ・コラム

 夜中に小雨があったような痕跡が今朝あったが、今日も快晴だった。

 今日もどこにも出掛けず、一日中TVの前で心から被災者やその支援者に応援をした。ガソリンを使わず、食料なども買いに出掛けず、もちろん暖房なども使わない消極的な支援をしている、積りである。地震発生以来外出していない。

 被災地は雪が降り、真冬に戻った。支援物資がこのような被災地に届かないのは悲しい。主原因は道路不通とガソリン不足による輸送に問題があるとか。今日、陸前高田市の避難所にいた82歳女性が亡くなった。急性心筋梗塞だった。この地震で避難所で亡くなった初めての人となった。もともと心臓の病気だったが、集団生活でトイレもままならず、そのため水をもあまり摂らなかったこともあったようだ。一方、寒さのためにインフルエンザも発生しているようだし、感染症の心配もある。

 ガソリンの買いあさり、食料・生活用品の買いあさりで長い行列を作っているらしい。気持ちは分からないでもないが、”自分さえよければ”の根性がいやらしい。貧しい・乏しい中でも分け合い・助け合った我々の美徳を発揮したい。もちろん、それぞれに理由はあるだろうが、多くの人は流言飛語に踊って不必要なものや必要以上のものを求めているのではないか、と思う。

 福島第一原発の事故は、本日も有効な手だてが打てず1日を過ごした。現場で対応している人々の懸命な努力には頭が下がるが、何といっても決断が遅く、後手後手になっている。定検中の4号機で起きた事故(官房長官説明では”事象”だが)が、5・6号機にも起こらないよう今すぐにでも手を打つべきである。使用済み核燃料保管プールの温度が60℃に上昇しているとのTV報道があった。それにしても、放射性物質漏れについて、恐怖からか群集心理か、避難指示や屋内退避の人々の対応にもいろいろ混乱がある。この地域に向かった支援物資を積んだ車が途中で引き返したとか、この地域の住民がどんどん逃げているとのこととか。行政もそれをきちんと把握できていない。政府は、このような指示を出したのだから、出すだけではなくそれがきちんと適正で冷静な対応が守られるような手も打たねばならない。