つれづれ日記

~認知症に備えて~
(H26/11/21geocitiesから"goo"に引越)
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地震12日目

2011-03-22 23:40:00 | 日記・エッセイ・コラム

 朝小雨が降っていたが、昼過ぎになって止んだ。一時薄日があったが、すぐにくもり夕刻以降はまた小雨となった。

 夜になって、福島第1原発3号機の中央制御室に事故後初めて外部電源による照明が点った。復帰に向けての大きなマイルストーンとなった。今後は、冷却ポンプモータの動作テストを経て、装備されている炉内と使用済み核燃料保管プール冷却水循環ポンプとコンデンサの冷却水ポンプを動かすことになる。明るいニュースだ。

 また、予想されたことだが、放水口付近の海水から安全基準を大きく超える放射性物質(放射性ヨウ素131、放射性セシウム134・137)が検出された。海水により拡散され濃度は低くなるが、魚貝・海藻などに摂りこまれ生物濃縮が懸念され、長期的な監視が必要。

 出荷制限となった費目のほかにも当該県の産品というだけで返品などが起こっているという。予想された通りだ。政府は長期に亘って食べ続けなければ大丈夫というが、ならば軽々に制限などしない方がよい。情報だけは正確に、迅速に出して、消費者に任せたらどうか。それとも”カイワレダイコン”のように大丈夫をパフォーマンスするか。まさか、後で何だかんだと訴えが起きたら困るので、”制限”すると言って予防線を張ったのか、制限すれば、その補償責任は東電になるので、それを狙っているのか? 変な考え過ぎの自分がいる。

 地震・津波の被害全貌が未だ掴めない。22日18時警察庁まとめによると、死者9,080人(前日より+431)、行方不明13,561人(同+300)、負傷2,675人(同+31)、建屋128,096戸(+454)と増えている。まだ行方不明者は多いだろうといい、支援を求める数も全貌が分からない。したがって、支援物資も避難場所により濃淡が激しい。物流システムに倣った拠点化・システム化の早期確立が必要だ。