夕方から曇りがちになったが、今日も晴れた。
9日(217時間)ぶりに16歳の男性と、その祖母(80歳)が救出された。自宅にいるとき津波で自宅が潰れて閉じ込められた。身動きできない状態だったが、そばに倒れた冷蔵庫があり、扉を開けることができてヨーグルトと水で忍んだという。やっとがれきの隙間から自力で脱出、屋根に上がった孫の助けを警察署員が聞き救助。祖母もがれきの下から無事救出した。奇跡的な救出に感動した。
それにしても、本日18時現在の警察庁纏めによると、死者8,277人、行方不明12,722人、負傷2,619人、っ建物被害119,294戸に上っている。家族や親族が被災し、警察に届けが出されていないケースも多数あり、行方不明数はこれより多く、死者数も増える、とみている。また、避難所で亡くなる方も出てきている。
福島第1原発では、3号機の原子炉格納容器内の圧力が一時上昇したが、圧力が安定したため容器内の蒸気を外部に放出することは見合わせた。冷却のための海水注入を増やしたためだったらしい。電源作業も進み、使用済み燃料棒保管プールへの注水も順調にできるようになって、山はひとまず越えたようだ。今朝未明の東京消防庁ハイパーレスキュー隊の3号機への連続注水に活躍した3人の隊長の記者会見の模様をTV中継で観ていて、アメリカ映画などの派手なシーンはないが、一つの仕事をやり終えた”男”たちの献身と気概と家族愛を感じた。また、現場で眠ることも食べることもままならない状況下で、命懸けで働いている人々の姿が目に浮かび涙が出て止まらなかった。