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6:35起床。Kiさんは友人のご夫婦を個室にして、御自分は大部屋に移り寝た。布団をたたみ、7時からの朝食を摂った。昨夜は飲み過ぎたとかで朝食は摂られなかったが食堂には来られ、その他は一緒に朝食を摂った。残念ながら写真を撮り忘れた。
昨日はあれほど天気がよかったのに、今日は一面にガスがかかり展望が効かない。雨の心配はなさそうだが、好天を期待していただけに少々がっかり。3人は先に出発され、小生は手間取り少し遅れて出発。後を追った。
鞍部の三交叉で小休憩し、左に北へと日出ヶ岳(1695m)へ向かった。のんびりと歩いて、スタートから40分で山頂の展望台に立ったが、相変わらずガスが掛っていて周りの山は見えなかった。 展望台上で記念写真を撮って10分足らずで降り、尾鷲辻に向かった。
鞍部の三交叉で登ってきた道を右に分け、真っすぐ南に木道を進む。今年は先の台風15号の影響か、綺麗な紅葉は見えず、ほとんどの葉が傷んで茶枯れていた。木道上にはテンと思われる糞があちこちに落ちていた。
立ち枯れた、あるいは倒れたトウヒの正木峠(写真左)、正木ヶ原(写真右)を過ぎて尾鷲辻の東屋に到着。この立ち枯れや倒木は伊勢湾台風(昭和34年)やニホンジカの食害によるものらしいが、正木峠や正木ヶ原は風の通り道で、土壌が浅く、根が横に這っているために風には弱い。シカを期待していたが、今回も一頭も確認することができなかった。木に樹脂網を巻く作業をしていて、自然保護のための努力が見えた。
9:50頃尾鷲辻の東屋に到着、コーヒを淹れて大休止。先の法事で戴いたお菓子を食べてのんびり過ごす。前回は雨だったのでここからKiさんと中道を通り引き返したが、ここから大蛇嵓に行くことにした。Kiさんは昨夜の飲み過ぎで、友人の旦那様は今回が初めての山行ということで、ここから中道を通り引き返すことになり、小生と奥さまは大蛇嵓まで行くことにした。
広々としたササの中でなぜこんな岩の上に根を下ろしたの面白い風景をみながら進むと、すぐに神武天皇像が右手に現れた。その前には牛石ヶ原と呼ばれるササ原が広がってる。その中にある岩状のものが牛に似て牛石というのだろうか、と思った。怪物がこの石に閉じ込められているというが案内板がないので分からない。
東屋を出て約20分で大蛇嵓分岐に到着。ここで、数人の人が休んでいて写真を撮っていた。小生も1本だけ紅葉していたシロヤシオ(?)の木を撮った。ナナカマドも赤い実を付けていたが、葉は茶枯れているようで美しくなかった。
分岐からは約10分で大蛇嵓に到着。前方に岩が傾いているので、滑り落ちるような気がする気持ち悪い場所であった。ここまで、時々青空が出て、陽射しが差すときもあったが、またガスのため、正面に見える筈の大普賢岳や行者還岳は望めなかった。
ここからシオカラ谷を渡って一周したかったが、140-150mの下りと同じだけの登り返しがあるので、奥さまと一緒に来た道を尾鷲辻までもどり、そこからは中道を辿って駐車場にまで戻った。
駐車場に戻ると、Kiさんと旦那さんの方はテーブルを広げ昼食中であった。小生も、今朝宿で準備して貰ったおにぎり弁当を食べ、味噌汁をいれてのんびりした。
帰りは中荘温泉でひと風呂浴び(¥700)、アイスクリーム(¥250)を食べて、そこで別れた。小生は、R370 を北上して16:18道の駅「宇陀路大宇陀」に到着。今夜はここで車中泊した。夕食はそばにあったコンビニでBLTEサンドと牛乳500mlを買い求め済ませ。早い19時頃に消灯した。