和倉温泉「花ごよみ」で7:00起床、今朝も部屋に朝食 をセットしてくれた。生卵が食べられないので、それだけは残してしまった。8:20宿を出て8:39七尾城史資料館・懐古館(旧飯田家)の駐車場に到着。小雨が降っており、傘を差して入館する(各々入場料¥200)。
(写真左:七尾城史資料館、右は懐古館で江戸後期文化文政期(1804-20)頃に肝煎り(庄屋)を務めた飯田家の旧家)
ここから歩こうと思ったが、雨のため諦めた。車で展望台 まで行ってそこから七尾市街を見下ろすが、ガスっぽくて展望はよくない。20分ほどあちこちを回って、車で引き返し、本丸北駐車場にまで降りてきてそこに駐車、そこから七尾城の山城跡を歩いた。途中からは雨も上がり日が差してきて、傘は邪魔になった。
標高約300mの山頂部に曲輪を設けた尾根が七つ筋あることから七尾の地名がついたといわれる。室町幕府の管領を務めた能登畠山氏が築城(永正-大永(1504-28)年間ころ)。本丸北駐車場から杉林の中を北に進み、調度丸から遊佐屋敷の石垣の下を通り石段を登り本丸へ。
(写真上右から、調度丸から右上桜馬場、左上遊佐屋敷石垣を見る/本丸へ登る石段。右は遊佐屋敷、左上が本丸/本丸。奥に見えるのは城山神社/本丸北側に立つ七尾城址碑)
そこから遊佐屋敷の南側から西に回り桜馬場を通って西に進んで温井屋敷の傍にある城の鎮護の要石である九尺石を見て、北に二の丸へくだり、 そこから三の丸へ下った。
(上写真は左から、桜馬場/九尺石/二の丸/南北110m、東西25mあり七尾城の最大曲輪である三の丸)
安寧寺跡に寄り、畠山氏の墓碑や七尾城攻防戦で亡くなった武士たちの慰霊碑を拝んだ。 袴腰では七尾市街を眺望し袴腰の北側にある沓掛(ここで身なりを整えたという)で南に曲がって、涸れたことのないという「とよの水」の傍を通って南に調度丸を目指す。
(上写真左から、安寧寺跡/袴腰から北に七尾市街を見下ろす/沓掛/とよの水)
北側から調度丸への石段を登ると眼上には桜馬場の幾重にも重なる石垣を見ることができる。そこを左に曲がると調度丸に戻り、真っすぐ進むと本丸北駐車場に帰る。ここからもまた七尾市街が見下ろせ、奥に能登島も望めた。
(写真は左から、北から調度丸へ入る石段。正面眼上には桜馬場の石垣が数段並んでいる/本丸北駐車場から北に七尾市街を見下ろす)
12:15駐車場を発し、所々でマンホールの写真を撮りながら七尾街道(県道244)を南に進み、芹川で左に氷見田鶴浜線(県道18号)に入って、阿尾で道にR160に載って、13:21高岡古城公園小竹藪駐車場(無料)に車を停めた。
高岡古城公園に小竹藪口から入り、時計回りに東から回った。ブロンズの像があちこちに立っており、芸術の森となっている。三の丸(民部丸)と本丸を結ぶ朝陽橋から三の丸にある民部の井戸をみてその北側にある浪漫亭というレストランで昼食を摂った(写真を撮るのを忘れた)。
(上写真左から、高岡古城公園小竹藪入口/朝陽橋から中の島を望む/民部の井戸/三の丸から西に朝陽橋を望む)
食後は明丸(動物園あり)を通り、鍛冶丸にある市立博物館(無料)に入った。立派な展示物があり、勉強できた。「高岡城」という冊子(¥500)を買い求めた。そこを出て大手口まで南に進んで、この城の縄張りを行った高山右近像を見て、南外濠の南側を西に進んで駐春橋の南詰に出た。そこから南に街中を通り、高岡大仏に行った。奈良、鎌倉の大仏とならんで日本三大仏としょうされているそうだ。
(上写真左から、鍛冶丸から西に本丸大手口の土橋を見る。唯一残る石垣/大手口から北を望む。右に縄張りをした高山右近像が見える/高岡大仏)
大仏から真っすぐ引き返し、南外濠に架かる赤い駐春橋を渡り、土橋の大手口から本丸に入る。本丸は予想以上の大きさで、現在は東に射水神社、西側が芝生の本丸広場になっていた。北側にある前田利長公遺徳碑や前田公の騎馬乗像を見て、また南に芸術の森の彫刻を見ながら戻り、西側の池の端濠(西外濠)に架かる本丸橋を渡って池の端濠の外側の柳通りを北に進んで、遊覧船乗船場に行った。遊覧船に乗り(¥500)、濠から眺めた。
(写真上は左から、本丸広場/前田利長公像/池の端濠を南から北に見る/遊覧船から中の島緑翆亭付近を見る)
観覧船から降りて二の橋から中の島に渡ってそこからの景色を眺めた。周りがうす暗くなったことと、デジカメのバッテリが切れたので、一の橋を渡って小竹藪駐車場に戻った。
17:05駐車場を発し、17:24道の駅「新湊」に到着。今晩はここで車中泊をする。「白エビ」が有名で、これは富山県のみで採れるそうだ。それを食べたくてここにした。レストラン「道の駅」で白エビかき揚げ丼を食べた。結構ボリュームもあって腹いっぱいになった。
ところが、食後1時間ばかりすると吐き気がしだした。トイレに駆け込んだが、吐くのも苦しく胃袋が収縮するのが分かるが、吐けない。そのうち身体にポツポツと斑点ができだした。車に戻り、横になるのだが1時間おきくらいに吐き気がし、そのたびにトイレに駆け込む。夜中までこのような状態が続いたが結局吐くことはなかった。吐けば楽になったか、と思うが吐くのも苦しかった。全身が真っ赤になり熱く、無性に痒くて堪らなかった。25時頃眠りに着いた。