先日の6月22日に、弊社が支援している宮前区まちづくり協議会主催で「農家巡りウォーキング」が開催され、そこに参加してきました。
「農家巡りウォーキング」とは宮前区の魅力である農地(生産緑地)をもっと多くの区民に知ってもらい、減少する農地に歯止めがかかれば、という思いで始まったイベントです。今回で20回目を迎えました。
今回のコースは初山・平地区の農家を巡りました。まだまだ緑が多く残る地域です。
まず訪れたのは①松井農園さん。
こちらでは今はトマトやキュウリをつくっていましたが、今回僕の目についたのは、馬糞から堆肥をつくり周辺の農家に配っているということでした。
馬糞自体は、近くの明治大学の馬術部からもらっているそうです。
大学から馬糞をもらい堆肥にして、周辺の農家で使うという循環型のしくみができています。
続いては、②矢澤水耕農園さん。
こちらはハウスで水耕栽培でとまとを栽培しているのですが写真のようになっているので、そらとぶとまとと命名したそうです。
この育て方の方が、収穫量も多いそうです。
ハウスのなかの気温や湿度をAIで管理されているということで、最新技術をいち早く取り入れた農家さんでした。
続いては、③矢澤野菜直売所。「そらとぶとまと」の矢澤水耕農園さんとは別の農家さんです。
こちらは、最近、直売所を建て替えてさらに買いに来るお客さんが増えたということでした。
きれいな直売所は、景観的にもまちの価値を上げますね。
続いては、④山田花園さん。
こちらはご自宅の庭先で花の直売所をやっています。
直売所の名前は「花の停留所」。ほっとするネーミングですね。
最後は、⑤トカイナカヴィレッジ松本傳左衛門農園。
地主の方がもともと持っていた里山を体験農場としてオープンしたそうです。単なる体験農場だけでなく、地主の松本さんが村長で体験農場の参加する人は村民ということで、みんなと共にこの村で楽しく過ごします。
また、体験農業だけでなく、農家飯が食べられたり、農に関するさまざまなイベントが開催されたりで、農を通じた交流ができるようです。
最近ではテレビなどで紹介されていて僕も何度か観たことあるのですが、訪れたのは、はじめてでした。
川崎の北部にはまだまだ緑豊かな農地や魅力的な里山が残っています。
これらが将来にも残されていくことを祈るばかりです。
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