鞆の浦は、
10年ほど前に出版された「美しい都市をつくる権利」(五十嵐敬喜著)で
とりあげられていた街であり、
また、海援隊がはじめて手にした蒸気船「いろは丸」が
紀州藩船「明光丸」に衝突、沈められ、談判のために碇泊した港町でもある。
(実際の談判は紀州藩が逃げたため長崎で行われたが。※詳細は「竜馬がゆく」(文庫本第7巻)参照。)
そのほか、宮崎駿監督のアニメ映画「崖の上のポニョ」の舞台としても注目を集めた場所でもある。
一度は訪ねたいと思いながら、いまだに訪ねるチャンスが巡ってこない。
埋め立て・架橋計画は、1983年に策定されたものであり、2001年に計画は縮小されたものの、
計画の中止をめぐって、約30年にわたり争われてきた。
先週、広島県知事が中止の意向を固めたことで、やっと終止符が打たれることになった。
なぜ、このような計画がもっと早く中止にならなのか理解しがたい。が、とにかく、埋め立てられずに良かった。
■先週の朝日新聞の記事です。
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