海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

淮海路で65mm

2018-04-10 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

淮海路で

 

昔の画像から発掘した画像だが、以前も掲載したかも知れない。でも、久しぶりに見ると新鮮なので掲載。画像を見ておよそのレンズの焦点距離はわかるのだが、時々撮影されたレンズのミリ数が読めない事がある。これを撮影したレンズはCanon FD50mmなのだが、補正レンズが入っているので35mmフルサイズ換算で約65mmくらい。この標準レンズx1.3倍くらい長い焦点距離のレンズは、使い出すとちょっとハマる焦点距離なのだ。ライカM8はセンサーサイズがAPS-Hなので、レンズの焦点距離x1.33倍とやや長くなり、50mmが66.5mmと少し長くなる。使い出すとそれがちょうど良い焦点距離だという人も結構多い。ハッセルブラッドの標準レンズは80mm f2.8だが、あえてちょっと長い100mm f3.5を選ぶ人も私のまわりには多かったし、私も人を撮る時に積極的に使っていた時期があった。

35mmフルサイズ換算で65mmという焦点距離は、ライカのビゾ用Elmar65mm f3.5と最近コシナが発売したMacro Apo-Lanthar65mm f2しか知らないが、焦点距離としては両レンズ共に良いところを突いているレンズだと思う。

 

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フジフィルムデジタルカメラのフィルムシュミレーションの違い

2018-04-08 | GFX+オールドレンズ

ProNeg Std 軟調仕上げ

 

ProNeg Hi 軟調仕上げ

 

Velvia 軟調仕上げ

 

Astia  軟調仕上げ

 

Provia 軟調仕上げ

 

フジフィルムのデジタルカメラには、フィルム時代のフィルムの色再現が可能なフィルムシュミレーション機能が搭載されている。この機能はカメラ本体で設定も出来るしカメラ内現像で変換する事も可能なのと、RAWで撮影して現像時に変える事も出来るとても便利な機能。

私が好きなフィルムシュミレーションは、プロネガスタンダードとクラシッククロームだが、たまに使うのがプロネガハイコントラストだ。今回は、以前にもアップした東京国立博物館での展示「仁和寺と御室派のみほとけ」の時に撮影した画像で、RAWから各フィルムシュミレーションに変換して、すべて軟調仕上げで現像。この場所の環境光はタングステンライトだが、設定はすべてディライトに設定してホワイトバランスは取ってない。こんな場でホワイトバラスを取ると雰囲気がなくなるのと、正確な色再現なんて求めてないからだ。あくまでも、この場に立った私の目で見たこの場の雰囲気を再現するには、このディライト設定が一番。ん?オートホワイトバランス?あれは私には一切必要ない設定。

この中で私が好きなフィルムシュミレーションは、自分の見た目に一番近いトップのプロネガスタンダード設定だ。これは、彩度が低く古い物を撮る時には一番適しているフィルムシュミレーションだと思っている。次は、プロネガハイコントラストなのだが、現像時の設定を軟調から超軟調にすればさらに良いと思っている。こんなシチュエーションで一番適さないのがベルビアだが、大陸の人には好まれるかもね。

今度のフジのカメラX-H1には映画用フィルムのETERNAがフィルムシュミレーションに追加されているので楽しみなのだが、写真で使う場合どんなシチュエーションで使うかが問題だな。今月末にビザが取れた後、日本に帰国する予定なので試してみたいと思っている。

☆GFX50S+Summilux-R50mm f1.4

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盒馬生鮮の裏側では運び屋が待機

2018-04-07 | 写真日記

 

 

 

月に何度か行って食材を買ったり飯を食いに行くのが、大連路にある淘宝広場だ。ここには盒馬生鮮(食材のスーパー)がありアリババが運営していて、支払いは現金が使えない代わりにアリペイでのみで支払いが出来る。また、ネットで注文すると3km圏内約30分以内に配達が可能。それを支えているのが、電動スクーターで待機している若いニーチャン達だ。正確に数えてないが、相当数の配達ニーチャンがうごめいているのが盒馬生鮮の裏側。人口が多い事と若い労働力が豊富な大都会上海だから可能な事で、これを日本の東京でやれと言われても到底無理な話。裏は取れてないが、配達員は相当の稼ぎになるらしいね。資本は若さと体力とスマホと電動スクーターのみ。以前にも紹介したが、上海の代行運転は、スマホと電動キックボードさえあれば誰でも出来る仕事なので、副業として代行運転をやっている若者も多い。

本日は、何でもかんでも規制だらけで、若者の労働人口の少ない日本では絶対に無理な話でした。

 

 

 

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中国新幹線で地方の工場へ

2018-04-06 | 写真日記

 

 

昼前なので空いている

 

以前、上海から比較的近い工場へは車で行っていたのだが、最近は中国新幹線を積極的に利用する事にしている。それは、圧倒的に楽だから。大陸の地方での仕事は、飯に始まり飯で終わるのがある意味ルールのようなものなので、昼飯前に到着するよう心がける。そして、昼から酒が出る場合も多く人数にもよるが料理の品数は前菜から始まり10品以上が普通で、昼は1時間半以上が普通。その後、工場で打ち合わせをした後、きっちりと夕方18時からまた同じように夕飯が始まるのだが、夕飯は最低2時間は覚悟しておいた方が良い。なので、上海から遠い深センなどへ行き2泊以上して工場回りをすると、必ずデブになって上海へ戻ってくる事になる。

画像は昼に行ったレストラン「印像大飯店」という店で、選んだ料理のサンプル(本物の料理)カードをネーチャンに渡せばオーダー終了。この店、あっさり味なので美味しく日本人にはピッタリ。

★日本のニュースサイトを見ていると、松屋の牛めしが4月3日の14時から30円値上り320円になった事が、わざわざTVニュースになっているのを観てちょっと驚いた。日本のみなさん、日本の飯は先進国値段からみると安すぎる事を知っておいた方が良いよ。それと、牛めし一杯30円の値上げがイタイなら、その30円を別の方法で稼ぐような人と私は関わりたいな。

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外灘の裏の通り虎丘路で

2018-04-05 | GFX+オールドレンズ

 

 

乍浦路から円明園路の裏の虎丘路を歩いていると、ウェデイングドレスの展示に遭遇。以前、この角地のショップが何だったか思い出せないのだが、数年でショップが変わってしまうのが今の上海。暇な受付のネーチャンは、スマホに夢中。

数年前から上海のウィンドウディスプレイはより大胆になり、時々見ていて面白いなというようなディスプレイに出会うようになった。それは、店内の内装も同じ。これを日本人デザイナーに依頼すると、悪くはないが斬新さが無い無難なものになってしまう事がけっこう多い。何でも好きなことをやって良いよと言われると困った顔をするのが日本人で、逆に喜ぶのが大陸のデザイナーや欧米のデザイナー。この違いわかりますか?

☆GFX50S+Summilux-R 50mm f1.4

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