お菓子の日記

日々つくっているお菓子の日記です。

黄金の羅針盤

2007-08-06 00:50:27 | Weblog
夏休みになったので、今まで何度も借りては2ページくらいずつしか読めなかった
フィリップ・プルマンの「黄金の羅針盤」を読み始めました。
「ドラゴンライダー」を書いたフィリップ・パオリーニが
愛読していたということで、とても読んで見たかった本です。


読み応えのある本によくありますが、
最初の章があまり面白くないんですよね~。
でも、読むほどに加速してあっという間に完読。
95年刊行で、世界最高の権威とされる「カーネギー賞」受賞。
「20世紀最後の大ファンタジー」と賞されたとのこと。
とも違う現代のファンタジーです。
フィリッププルマンはナルニア国のキリスト教義的内容を批判した
と、いうことでもとても興味があったのですが、
たしかに、ファンタジーによくある「どこか別の場所にいる本当の自分」
というのはなくて、主人公ライラとウィルは「今、ここにいる自分」を
受け入れて生き抜いていく・・・と言う意味で本当に現代的なファンタジー。
金原さんではないけれど、21世紀はファンタジーばやりで
ホントに沢山ファンタジーが出ていて、読み応えのあるものも多くて
ファンタジーファンとしては嬉しい限りです。

2作目の「神秘の短剣」もあっという間に読んでしまいました。
1作目と全く違う世界が出てきて、びっくり。
3作目「琥珀の望遠鏡」も楽しみです。

そうそう、1作目は「ライラの冒険」という題名で
来年の春に映画になるとのことです。

ところで、先日「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」の映画をみたのですが、
ハリーポッターの話も映画も進むごとに暗くなってきましたね~。
映画にすると、本の全ての内容をもりこめないので
省略したり、多少話が違っていたりするのは仕方ないのですが
終わりのほうが、本と随分違っていたような・・・・
やっぱり、これももう一度 読もうかしら。