裸の大将

野党共闘にも影落とす、共産は小沢氏の国会招致も検討(読売新聞) - goo ニュース

「裸の大将」といったら、ドラマでおなじみの「山下　清　画伯」を描いて物語の題名である。
しかしここでいう「裸の大将」とは、「何も持たない事のすばらしさ」をいう。

今回の民主党代表の秘書が逮捕された事件というものも、政界と言うものが「付け焼刃」のようなものである事を物語っている。いわゆる「裸の王様」なのだ。
この「裸の王様」が、金銭とかで着飾っているものに過ぎず、その着飾っているものが、怪しげなさを漂わせている。
今この「怪しげなもの」が、剥ぎ取られて、「裸の王様」に仕立て上げられつつある。
これは、何も民主党代表ばかりでなく、他の政党議員にも及ぶらしい。そして企業経営者などにも、及ぶ。
みんな「裸の王様」になる。
そうして、裸になって立ち上がらなければならない時、「裸の大将」となる。

それにしても、我々庶民は、ずいぶんと「コケ」にされているみたいだ。
これほどまでに裏金で政治献金したり、表立って政治献金するほど儲かるならば、それだけ「物の値段」を安くできるはずだ。それに給料も、弾む事ができるはずだ。
ところがそういうことをしないで、政治家や官僚や企業の上部にいる人たちだけが潤うようになっている。

しかしそうした事も、今日現在の「金融危機」に伴う「不況」の嵐にあって、みな「裸の王様」にならなければならなくなっている。
それは、「裸の王様」になって、「裸の大将」と生まれ変わる、良い機会でもある。