青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

おバカさん天国 (二)

2009年03月14日 | 人生設計

このところ新聞やテレビなどで、ある事についての特集記事や特集番組が目立つ。そこで取り上げているのは、そうすると「どれだけ得するか」ということなのだが、私にはそういう「おバカさん」のような方程式の解答の仕方ができない。

特集記事や特集番組で取り上げられているものとは、「高速自動車道通行大幅割引」ということである。
なんでも車に車載している「高速道路の自動料金収受システム(ETC)利用者を対象に、高速道の利用料金の大幅割引が実施されるということで、そのキャンペーンらしい。
しかしよく見てみると、これ程「不公平で不平等」なものはない、「おバカさん」的代物である。

第一、「無免許者」には縁がないし、車を持っていない者にも縁がない。それに又、車を持っていても「自動料金収受システム(ETC)」を買えない者には恩恵にあずかれないものになっている。
即ち、この、「高速自動車道通行大幅割引」というものは、金持ちには縁があるものであって、お金のない「その日暮らしの者」には、無縁のもので、そういうものは「指を咥えて羨ましがっていろ」というような「おバカさん天国」からの発想で、「不公平で不平等」なものである。

それはそうと、こうした、「高速自動車道通行大幅割引」などを受けると、どうして「得」をするのだろう。そこのところが私には、よく判らない方程式である。どうしてこうすると、「得する」ことになるのか。
「特集記事や特集番組」で紹介されているが、「千円」で五百キロ位走行できるらしい。
しかしその五百キロ走行するのに、「千円」で済むかというと、疑問になる。
第一「燃料代」がいる。第二に、「外食代」がいる。弁当持参でも、何がしかの食費に使う。第三に、運動不足になる。第四に、運動不足になれば「メタボリック」にもなる。第五に、これは言うまでもないことだが、運転疲れになる。第六に、事故の危険がある。
こうした事をあわせると、たかが「千円」といっていて「得した気分」になっていても、どれだけの余分な支出が行われているか、考えてみる必要がありはしないだろうか。
尤もお金持ちの、こういう方程式の解答をしない「おバカさん」なら、有り金使い切ってまでして、ご存分になさるといいかも。

ところで「高速道路の自動料金収受システム(ETC)」の器具を購入する場合には、「購入・取り付け費用助成」があるということだ。
それなのに、私などは病院通いに車に乗れないから、ハイヤー利用しているが、こういうことにはちっとも「助成」してくれない。「助成」したりしてやるのは、いつも「金持ちや物持ち」ばかりで優遇している。

でもこう言うのは「やっかみ」ても、「妬み」で言っているのではない。「おバカさん振り」に呆れてしまうからなのだ。
持つともこういう方程式の解答の仕方をする私の方が、「おバカさん」かも知れんな・・・・・

コメント
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