青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

おバカさん天国 (一)

2009年03月12日 | 人生設計

テレビをちょっと覗くと、バラエティー番組では「おバカさん」ものが結構放送されている。
こうした番組とダブらせて、「もうろう財務相」とか、「迷走首相」とか、果ては「裏献金疑惑国会議員」登場なども、この「おバカさん」みたいなものになっている。
今までにも「食品偽装、汚染米、教員試験捏造、贈収賄」などを重ねる「おバカさん」たちがいたが、今では上に立つものの「化けの皮」が剥がれ落ちるように、「おバカさん」振りを巷にさらけ出している。

こういう社会や世間の姿かたちを見ると、一時騒いだ「教育基本法改正」論議は、「何だったのだろう」と思わないではいられない。
第一、この「教育基本法改正案」を声高に唱えた首相は、政権を投げ出してしまっている。まるで、そういうことをするのが、「教育基本法」の精神であるかのように、手本みたいになっていて、そうした事を恥じる事もなく、今もまた何かと表立って騒いでいる。
そして一旦言ったことを、簡単に覆す宰相、「酒飲みのもうろう財務相」、「かんぽの宿」や「天下り疑惑」で公僕観を持たない官僚達。これでは「教育基本法」の精神が行き渡りそうもない。
行き渡りそうもないどころか、「おバカさん天国」になっている。

「教育基本法」が「教育基本法」として行き渡らないのは、それは「出来栄え」を求めるということにあるのかも知れない。「結果主義、成果、評価」に拘るところにあるように思う。
この理論的なことは止めて置くことにして、今の私達にとって大切な事は、「今という現在」を、如何に人として「正しく、よりよく生きていくか」ということが大切なのではないかと思う。
それは「哲学的、宗教的」な事ともなり、「欲」に溺れず、「楽」に流されず、「不満」に悩まない事でもある。

そうする事が、「おバカさん天国」を、良心の世界にしていく事だろう。

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