青い鳥の世界へ

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「孫子の兵法」

2009年03月23日 | 短歌に政治や社会
首相、日本の防衛努力重要と訓示 防大卒業式で訓示(共同通信) - goo ニュース

物事には、「要」というものがある。それは、行いにも、政にもある。
この「要」というものは、相対性に対して、通用するものでなければならない。

「孫子の兵法」をご存知と思う。この「孫子の兵法」の中に、

    「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず。」

という一言が記されている。
我々が自国の防衛という事を鑑みているが、この「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず。」という一言をみる時、相対する相手は、外部のものと見なしてはならない事を戒めている。
即ち、「己」という「内面」のものも、すこぶるテワゴイ相手であるものなのである。
ところが現在の国内内部は、国政からしてぼろ糞なほど混乱していて至難滅裂になっている。ことに政に関わる官僚や閣僚、議員からして、国民の利益そっちのけに既得権益に走っている。首相も迷走を繰り返し、朝令暮改は四六時中の状態。

「孫子の兵法」の「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず。」と、「己を知る」という、反省などができないのは、どうも現今の議会制民主主義に原因があるようだ。
「議会制民主主義」では、政局が混乱しても、議員の任期満了までは、政権党が首相の首を挿げ替えて政権運営できるようになっている。首相に「解散権」が与えられているから。

これでは、
「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず。」
とはいかず、議員の任期満了までは、国民も身動きできない。
コメント (1)
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