戦闘的民主主義

民主主義の基本は、基本的人権にある。
そしてこの基本的人権は、「自由と平等」を要としている。
民主主義的「自由と平等」は、それによって「共生、共助、共有」し合う事によって平和的でなければならない。
ところが現実の「民主主義の自由と平等」は、戦闘的な民主主義になっている。

しかしここでは、この事について多くのことを語るのは止める。語ったところで、そのことを理解し、実行に移せなければ意味がない。
だからここでは、要点のみ、述べておきたい。

「民主主義」の基本的人権である「自由と平等権」は、それを「権利、主張」すると、「戦闘的」な「民主主義」になってしまう。
悪戯な「権利、主張」は、民主主義足りえなくなる。争い事や揉め事の、原因になる。
それ故に「民主主義」が「民主主義」足りえるには、お互いが容認し合い、譲り合うしかなくなる。
この「容認し合い、譲り合う」時、「品位と品性と品格」をもった対応ができる。

こうした「容認し譲り合う」ということは、物事を「数値化」し、「比較、評価」する環境ではできず、哲学的であり宗教性的な態度を持たなければならなくなる。

だから、「哲学的」でなく「宗教性的」でない今、「戦闘的民主主義」が、民主主義として行われている。