間もなく「原爆忌」が行われる。
広島と、長崎。
しかしこの「忌」は、「忌」としては、終わらないだろう。
「忌」とは、過去のものを悼む。
しかし今日現在を鑑みるに、原爆忌は過去の、過ぎ去ったものの悼みとしてみることはできない。
それは何故かというと、「日本国憲法」において、その「九条」には「戦争放棄」が宣言されてる。にも関わらずに、当時の政権や議会はこの「憲法第九条」を都合のよいように解釈して、自衛隊を組織した。各種の「同盟条約、安全保障条約」も結んだ。
これは、この事によってこの国は、国民が望もうと望むまいと他国の前線基地となり、且つ橋頭保となっている。これによりこの国は、いつでも戦禍にに巻き込まれる可能性に、直面している。
それだけでなく、国の意思として「集団的自衛権」ともいえる措置を発動し、海外派兵的「輸送機派遣、給油艦派遣」などを行っている。そしてまた各種の「軍事訓練」にも参加している。
となると、もしもの時には他国の敵対国は、この国を従戦闘参加国として「報復、復讐」の攻撃対象にしてくることになる。
という事は、「被爆、空襲、シベリア拘留、沖縄戦」などの悲劇が再現されることを意味する。
しかし憲法を改正して、「自衛隊の恒久的海外派遣」を可能にしようとするように目論む、たとえば元のアナウンサーでで防衛省長官であった女性なんかは、自分が前線に立つ気はないし、家族にも自分の職権を振り回して行かせる気はあるまい。そのために、選挙の時は、マイクの前で一生懸命に演説していたものだ。
前線に行かせられるのは、いつもハローワーク通いのものや、非正規社員やパート社員が行かされることとなるだろう。
そして「捕虜、シベリア拘留」みたいになる。
「悲劇は再現」される。
「悲劇の再現」を、阻止するのは、国民である、あなた・・・・・。