少し前に書いた道祖神とそばの里、山形村。
山形村には40体もの道祖神があると言われています。
随分前に歩いて回ったことがありますが、
どれもどこか気品があり優雅な感じが漂っていて、惹かれるものがありました。
中でも見た瞬間、見入ってしまったのがこれです。
筒井筒下大池(つついづつしもおおいけ) 寛政7年。
下大池公園前にあります。
こういうのに全然詳しくなく正直興味もなかった私が、一目惚れしたのです。
悠久の時の流れ・・・記憶が遡っていくような不思議な感じ。。いつまでも見ていたい。。
“筒井筒”とは幼馴染の意味があるそうです。
「え?てっきり恋人同士かと。。」と思ったけど、“伊勢物語”では
お互いに惹かれあっていた幼馴染が大人になって結婚するという内容・・・納得♡
更に調べてみると、1956年に拓本がパリで紹介されて浮世絵以来の好評を博したとか。。
「やっぱり、そうなんだ~!」と、嬉しくなります(^.^)♪♪
↑ 上竹田建部神社の辻にある道祖神。
この時、とっても迫力ある猫ちゃんが、のっしのっしと歩いていきました。
見た目は野良なんだけど、人を見ても動じない貫録は飼い猫??とも思えるし。。
本当はもっとゆっくり回りたかったけれど、そんなに時間もなかったので、
最後はミラ・フード館にちょこっと寄って帰ることにしました。
ここ、巨大な望遠鏡のある天体観測室があるんですよね~♪
一度でいいから夜に来てみたい、と思っているのですが、なかなか来られません(^^;)
中に入ってみましたが・・・「え?いいの?」というくらい、誰もいませんでした。
ちょっと寂しい。。
ミラ・フード館の所にも、双体道祖神はしっかりありました。
ただ、これは村のケーブルテレビが作ったドラマ「水色山路」のために作られた
平成生まれの道祖神だそうです。
道祖神、ドラマ、水・・・と聞くと、NHK朝ドラの「水色の時」を連想してしまいます。
松本~安曇野を舞台にしたドラマ(1975年)で、私はそのドラマは見てないのですが、
そのドラマのために作られた道祖神が安曇野市の大王わさび農場の近くにあることから知りました。
平均視聴率が40%、最高視聴率が50%近くって・・・今では考えられない数字ですね☆
昭和天皇も、この「水色の時」を気に入っておられたとか。。
う~~~ん。。色々調べていると、どんどん深みにはまっていく双体道祖神でした。