STEP UP その一歩一歩を応援します

人事マネジメント研究所「進創アシスト」からの情報発信

管理職として知っておきたいメンタルヘルス~その4

2013-01-11 00:00:39 | 職場の労務管理の基本
今回はメンタルヘルスケアの企業方針と計画の意義や計画づくりについて考えてみましょう。

■ 企業が方針を出す必要性
企業がメンタルヘルスケアに取り組む方針を出すことは、組織的な対応の必要性を確認し、職場全体を巻き込んだ活動を宣言することになります。一部又は特定の職場だけではなく、どのような職場であってもメンタル不調者が出たり、不調者に対応したりする可能性があることから、企業全体での取り組みが必要なのです。

■ 心の健康づくりの計画策定(例)
心の健康づくりの計画例を挙げてみましょう。
①企業のメンタルヘルスケア推進表明 
②心の健康づくりの体制づくり…安全衛生委員会の主要検討事項にメンタルヘルスケアを位置づけてください。また、相談窓口を設けるのもよいでしょう。 
③各職場におけるメンタルヘルスケアに関する現状や問題などの把握…メンタル不調による休業者数・休業日数、労働時間数、働きやすいさやコミュニケーションの良し悪しについてのアンケート調査、質問紙調査によるストレス評価などを実施するとよいでしょう。 
④心の健康づくりの計画の策定…③の現状等を踏まえ、管理職向け教育研修の計画・実施、従業員向け教育研修の計画・実施、メンタルヘルスケアに関する情報提供や規程等の整備

これだけで十分だとはいえませんが、まずはこれらのことに取り組み始めてみてください。いろいろなことがわかってくるでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする