STEP UP その一歩一歩を応援します

人事マネジメント研究所「進創アシスト」からの情報発信

管理職として知っておきたいメンタルヘルス~その18:精神科受診を勧めるときの上司の迷い

2014-03-11 00:00:39 | 職場の労務管理の基本
● 精神科受診を勧めるときに上司が感じる罪悪感
 メンタルヘルス不調が疑われる部下に、上司として精神科への受診や治療を勧めることに抵抗を感じるときがあります。精神科というイメージから精神疾患を疑うことに何かいけないことをしているように思うからではないでしょうか。
 しかし、部下は躊躇している間も苦しんでいるかもしれません。もしそうであるならば、その苦しみを少しでも早く和らぐ方向に進めてあげることが上司の役割です。
 そして、その役割を果たすためには、上司となる管理職がメンタルヘルスの知識をきちんと持つことが大事です。

● 強く抵抗しているのになおも受診を勧めるのは人格の侵害?
 部下が強く反発したり抵抗しているにもかかわらず、なおも精神科への受診を勧めてもいいのかと思うこともあるでしょう。しかし、本人の必要のために受診を勧めているのに激しく反発した場合は、受診の必要性がさらに高まったと考えられます。
 上司も部下のデリケートな部分への対応については迷いが出てくることもあると思いますが、部下の今後のことを思えば、上記の考え方が必要であると理解し、人事課や保健スタッフと協力しながら対応にあたってください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする