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人事マネジメント研究所「進創アシスト」からの情報発信

人事マネジメントの視点~実は自分のことはわかっていない

2018-08-16 00:00:39 | 人事マネジメントの視点
◆ 実は自分のことはわかっていない ◆

◇ 自分のことは自分が一番よくわかっている!?
「自分のことは自分が一番よくわかっている」という人がいるが、私は疑っている。その理由を話そう。
最近、あるパーソナルトレーニング(個人レッスン)を受けている。思うように成長できていないし、結果も残せていない。失敗続きもあったので切り替えを図るためだ。
そのトレーナーに指摘されることはいっぱい。えーっ!ぎゃふん!その連続だ。
挙句にビデオ撮影されて、それをまじまじと見せられることに。自分の声や話し方、身振り手振り、立ち振る舞い。
「俺ってこんなんだったのか? なんじゃこりゃウソでしょ!」見ていられない。恥ずかしい。

◇ ビデオ撮影してみると
今はスマホやタブレットで簡単に撮影ができる。
「何で、スマホで動画撮影できるようになったんだ、開発したヤツを恨んでやる」と思ったことも。しかし、現実にあるんだから仕方ない。
話の語尾はむにゃむにゃで何を話しているのかわからない。~ので、~だから、~と思うんですが…と接続詞でつないで話が切れずに延々と続く。
この酷さをまず受け止めなければいけない。そこ改善につながると指導されたので、恥ずかしながら練習のためにビデオ撮影を続けている。他人には恥ずかしくてまだ見せられないが、それでも少しずつマシになってきている。

◇ 振り返ってみると「実は自分のことはわかっていない」
話は変わるが、私が講師を務める「人事評価・評価者研修」で、フィードバック面談をプログラムの中心においている。以前は事例を元に個人で検討。その後、グループで検討した上で、ロールプレイ演習を実施していた。最近、上のことを参考に、フィードバック面談のロープレをビデオ撮影して観察してもらっている。そうすると、自分の表情やしぐさ、話し方のクセなどに撮影された受講者は驚く。やはり恥ずかしいのだろう。さらに、評価後のフィードバック面談なので、その面談で部下に伝わる内容であるか考えてもらう。そうすると反省がたくさん出てくる。
ビデオを観察する前は伝わっている、理解してくれているはずだと思っていたのだが、後で観ると伝わっていそうにないことがわかる。
第三者からの意見やビデオ撮影などで客観的に自らを振り返ってみることはとても大事。
「自分のことは自分が一番よくわかっている」と思っているが「自分のことはよくわかっていない」ことを思い知るよい機会にしてもらえればと考え行なっている。

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