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人事マネジメント研究所「進創アシスト」からの情報発信

■コラム■メンタル回復のヒント

2023-08-16 06:39:00 | 人事マネジメントの視点
下がった(落ち込んだ)気持ちはある程度時間が経つと普通は解消されるが、長引くとメンタルに影響する。そこで、その影響を小さくする方法を紹介しよう。
 
気持ちが下がってきているとき
私たちは、基本ネガティブ思考でできていると言われている。生きるためには、危険を察知する能力が欠かせないため、ポジティブ思考よりもネガティブ思考の方が強いそうだ。ただ、ネガティブを自分勝手に膨らませていることがある。都合の悪い出来事が続くとつい、「なにをやってもダメだ」と思ってしまう。そのとき、「それってホント?」と考えてみる。
ネガティブ思考を膨らまさないためには、この言葉が効果的。そうすると気持ちの下がる度合いが少し緩やかになる。客観的に自分の置かれている状況を確認できるのだ。
注意点は、下がってきている気持ちを否定せず、素直に受け止めること。ウソをついてしまうと逆に辛さが増してしまう。
 
気持ちの底を上げる
いつまでも気持ちが落ち込んで底がない、ということは基本ない。底はあるし、上に向く時期はくる。ただ、かなり低い位置まで下げないと上に向かないのだろうか。何も手を加えない場合は、そうなるかもしれない。しかし、下がった気持ちを上に向ける時期を早めにすることはできる。
方法は「100点か0点かではなく、いま何点だろうか? 40点ぐらいはありそうだ」と考えてみる。目に見えない気持ちを見える形にしてみるというやり方だ。最初は低く点数をつけがちだが、何度もつけてみると、点数は上がってくる。これも客観的に自分を確認する方法になる。
 
早めにもとに戻す
気持ちが底を打って、上に向いてきたら、普段の状態まで戻す時間を少し早くする。それには、「小さなことをやって、出来たという達成感を味わう」こと。遠い先ではなく、少し先を見るようにスモールステップを作って、出来た(やれた)感を味わい、自分にプラス評価を出す。小さくても1歩ステップ踏めれば2歩目に進める。要は、動きだすこと。何だそんなことかと他人が思うようなことでよい。自分だけで出来たことを感じればよいので、些細なことで構わない。例えば「毎朝、ラジオ体操をする」出来たら自分にOKを出す、みたいなこと。些細なことでも重ねると自己肯定感が高まり、戻りが早くなる。
 
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