次は、石田三成ゆかりの鳥居本の専宗寺(せんしゅうじ)に向かいました。
専宗寺は、文亀2年(1502)および天文5年(1536)の裏書のある開祖仏を有する浄土真宗本願寺派の古寺で、聖徳太子開創と伝わります。かつては、佐和山城下町本町筋にあり、泉山泉寺と号していましたが、寛永17年(1640)に、洞泉山専宗寺と改め、ここ西法寺村に移ってきました。本堂などの建立時代は18世紀後半のものと推定されています。西法寺村は、佐和山山麓にあった元の集落(古西法寺村)から寛永年間に街道沿いに移されました。
二階建ての太鼓門櫓の天井板は、佐和山城の遺構で、搦手門脇門の扉板だったと伝わっています。
三成を慕う足軽達が、佐和山城の落城の際、運び出した門だとされています。
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