みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

京都事件簿 舞妓編・2

2005年11月16日 01時45分39秒 | みう・ばいく&国内旅行

変身完了後,京の街へと繰り出します。
やっぱり古都・京都の町並みの中で写真を撮りたいので,これはかなり楽しみにしていました。

さて,その変身処は2年坂の途中にありますので,どこに向かっても坂です。
しかも,微妙にでこぼこした石畳。おこぼで,どこまで行けるのか少々不安。
が,意外にもサクサク進めます。
味を占めて,3年坂方面を目指すことを決意。

ところが前に進めない!
坂のせいでも,おこぼのせいでも有りません。
人がどんどん集まってくるせいなのです。

一緒に写りたいそうなのです。

修学旅行生,おじいちゃん,おばあちゃん,ツアー客,外人さん(アジア系からヨーロッパ系まで様々)がひっきりなしに声を掛けてくれるのです。
で,最初の一人と写真を撮ってしまったら,もう次からお断りするわけにもいかないので,後はもう頼まれるままに・・・。
他にも,一緒に写りたいわけではない,カメラ小僧(死語)風の人々にも遠くから撮られてみたりしました。

で,みんな喜んでくれるのです。偽物なのに!

有名人の皆さんが「プライベートの時にはサインとか頼まれたくない」という気持ちも少し分かりましたし,ただ舞妓さんの格好をしているだけで,こんなに世の中の人が喜んでくれるのが嬉しかったりもしました。

結局,3年坂を上ることはできず(道も険しかったし),自分達のための記念撮影なども出来ないまま,カツラの重さに相方は気持ち悪くなってしまい,お店に退散。

次回は半カツラ(一部,自分の髪を使うので,自然な仕上がりで,頭も痛くなりにくいらしい)でリベンジしよう!と決意を固め,今回の変身は終了。



京都事件簿 舞妓編・1

2005年11月16日 01時20分51秒 | みう・ばいく&国内旅行

今回の京都旅行,事の始まりは
「舞妓さんに変身したい」というチャレンジ精神でした。

清水寺の近くにある変身処(笑)で相方と2人で挑戦してきました!

お店に着いたらカメラとケータイ以外,全てロッカーに預け(財布も!)簡易襦袢的な物に着替えメイクルームへ。

メイクルームには5人くらいのメイクさんと,メイク中orメイク待ちのお客さんが10人ほどいます。そして,赤の他人様に見られつつメイクをしていきます。

まず髪をまとめます。
専用の筒型(袋型ではない)を使うのですが,実に手早くコンパクトにまとまります)。
次にメイク落としです。
一度顔に付いてる物を全て落としきるためらしく,ノーメークで行った自分もやらされました。
オイルの付いたコットンを渡され「顔をまんべんなく拭いて,全て拭き取って下さい」と言われ,頑張って拭き拭きしていましたが,オイルのベタつきが残ってしまいます。そのことを伝えると「後でもう一度拭きますので,大体でいいです」と言われてしまいました。

顔の拭き直しをされ「首や背中には何か付けてますか?」と聞かれます。
「いいえ」と答えたのでメイク開始です。

いきなり白塗りです。
幅10㎝はあろうかと思われる刷毛で,真っ白にされます。背中が冷たいです。
それから眉,目,口紅と続きます。
その課程を全てメイク待ちの人々に見られているので,ちょっと恥ずかしいです。
メイクが全て終わると「どこか気になるところが有ったら言って下さい」と言われますが,眼鏡をしていないので,よく見えないし,舞妓メイクのあり方とかも分からないので「特に無いです」と答えます。

ハッキリ言って,全員がトランプマンみたいです

次に着付けです。
まず着物選びですが,好きな着物を自分で選べます。かなり時間がかかります。
二人並んで写真を撮るときに見栄えがするよう,相方がピンクを選んだので,ピンク以外で探します。
濃い色の方が写真映えすると聞いたので,赤にしました。
「これでお願いします」と着付けの方に伝えます。そこからはあっという間です。
とにかくザクザク着せていきます。
途中,襟のあわせが真ん中からずれていることに気づいたのですが,一向に直してくれる気配が有りません。おずおずと指摘をすると「ああ,はいはい」いった調子で直してくれました。ちょっと悲しかったです。

最後はカツラです。これがまたザクザクいきます。
元々おでこは広いので,カツラを着けたら普段より額が狭くなるのは分かっていたことですが,試着した姿を見て見ると明らかに何か変です。
おでこが普段の半分くらいになってます
いくらなんでも狭すぎです
それなのに,カツラ担当者はそのまま固定しようとしています
あわてて指摘すると,やはり「ああ,はいはい」といった調子で直してくれました。

で,そのカツラなんですが,頭にピッタリじゃ無いのは仕方ないと思いますが,それにしてもこめかみが浮きすぎです。
あのカツラ担当の人も,さすがにおかしいと感じているらしく,隙間の上から白粉を塗ったりしてますが,そんなんじゃ埋まるわけ無い,2~3㎜はありそうな大きな隙間です。
結局その隙間は埋まることなく着付け終了。

ようやく変身完了です。所要時間は、待ち時間なども含め、1時間20分くらいでしょうか。

その後、プロ(と書かれてるがアルバイトっぽい人)にサクサクと写真をとってもらい、楽しみにしていた1時間の屋外散策へ!

京都事件簿 舞妓編・2に続く