みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

コソボ2日目 後半 ペヤ₍ペーチ₎観光

2017年04月28日 14時00分32秒 | コソボ・アルバニア・マケドニア 2017年GW
旅の全体図はコチラ


コソボ2日目の後半はプチっとペヤ観光。

ミトロヴィツァからバスに揺られること約2時間。




ペヤに到着!
ペヤのバスターミナルは中心部から少しだけ離れてますが、元気な人なら普通に歩ける距離だと思います。
自分も最初は歩く気満々でしたが、脆弱な紙地図のみで、バスターミナルを出てどっちに歩けばいいかも分からず結局タクシーに乗ることに。





ここでもメーターではなく交渉タクシー。値段忘れたorz
元締めみたいな人がいて、適当に仕切ってくれます。
運転手さんに宿の場所を伝えても分かってない感じでしたが、元締めさんが地図と宿名を見てくれて、運転手さんに場所を伝えてくれて出発。
迷わず到着してくれました。
てか、並みの地図では辿り着けなかったと思われる場所だったので、疲れてたしタクシーでよかったかも。

宿はSarac Hostelというところに。
ドミを探していたけど、ブッキングドットコムではペヤのドミは見つけられず。
てか、なにげに宿高いエリアかと思われます。
世界遺産や、オールドバザールに近くて、できるだけ安いところを・・・ってことで、ここに決めました。
バストイレなしのセミダブルの個室です。22.10ユーロ。



オーナーはトルコ系で、ウェルカムドリンクにターキッシュコーヒーを出してくれました。
靴は入り口で脱ぐタイプ。
お部屋はかわいいのですが、棚の上には字が書けそうなほど埃がw
窓はちゃんと開かないけど、服とかはいちを干せました。
シャワーとトイレが収まった個室が2つあって、ドミの人と共同使用。
てか、ドミあるじゃん。チキショウ。

荷物を置いて一休みしたら、二つ目の世界遺産「ペヤ総主教修道院」へ。
宿で自転車を5ユーロで借りて出かけます。午後だけのると思うと高いなぁ。
サドルの高さが合ってないけど、サビサビで直せないorz
街から山に向かって行くので、道のりは基本的にゆるく上り坂。運動不足だと、地味に疲れるかも。

修道院に続く長い小径の入り口でパスポートのチェックがあります。
自転車はパスポートチェックのあとも乗り入れOKでした。車はどうだったかなぁ・・・。


パスポートチェックのあとも修道院は見えないほど遠い。



ヨーロピアンと思しき少人数のグループと鉢合わせましたが、みなさま静かでマナーも良く安心。
厳か系のところでやかましい団体さんとかと鉢合わせると、ホントがっかりしちゃうことあるもんね。

歩き方の写真で見てた感じとは、なにげに印象が違ったかも。百聞は一見にしかず。
高い石の塀と、堅牢そうな門をくぐると、広い箱庭といった風情のお庭があります。
右手には建物の基礎だけといった感じの遺跡?あり。左側には現在も使用されていると思しき修道施設。
花畑や家庭菜園風のエリアもある。
メインの赤茶の建物はゲートから見て右手奥に、木々に囲まれて静かにたたずんでます。
その横にはお墓もポツポツ。









建物の中は撮影NGでした。
入場料などはかかりませんが、ドネーションボックスがあるので、お気持ちでチャリンと。

びっくりしたのは、そのあとの記帳で日本人の名前を見つけたこと。しかも今日!
GWではあるけれど、こんなところに一人旅してる日本人女性ミヨコに、ものすごい親近感を一方的に感じてます。

さて、行きは地味に登りだったので、帰りは緩やかな下り坂です。人生下り坂最高!
道の途中にかわいい色合いの教会などありますが、写真を撮ろうと思って近づくと、案外大きくて画面に収まらなかったり。もう面倒くさいのでスルーで。
途中、団地の駐車場などに乗り入れ、子供たちと遊んでもらったりしつつ、街に帰ってきました。

2015-16年の歩き方のコソボのページの扉絵に使われてる写真は、ここペヤのオールドバザールなので、せっかくだから足を伸ばしてみる。





人がいない。すっかすか。こんなんでいいのか?金曜日とか関係あるかな?
適当にウロウロして終わった。
個人的にはちょっとキレイ過ぎて、そこまでときめかなかった。人が沢山いたら感想も変わったかな?
(翌日の午前中はけっこうにぎわってました)

道中のバスで知らないおばちゃんが「ペヤは色んな人種や民族がいるんだよ」と教えてくれましたが、確かに!って感じでした。
教会とモスクが共存して、鐘の音とアザーンが入り乱れて、アルバニア系っぽい目ん玉クリクリの子がいたかと思えば、セルビア系っぽい奥まった目に高い鼻の渋いオジ様、白い肌にふわふわ金髪のThe天使がいるかと思えば、茶色い肌に宝石みたいな瞳をしたジプシー系の少女が笑いかけてくれたり、宿のオーナーはトルコ系、バングラデシュ出身のファミリーにも遭遇。それでも、モンゴロイドには会わずじまいでした。
よほど珍しいのか、好奇心旺盛でシャイな子供たちに、めっちゃ半端に絡まれますw


コソボだけど、アルバニアパワー満載。
マネキンの飾り方は考えたほうがいいと思う。


手に持ってる食事っぽいのが気になる・・・


コソボやアルバニアでよく見かけるチビッコ用のゴーカート。




花の季節。


テレサさまも花背負ってます。


夕食は街の普通のケバブ屋さんで、ケバブのサンドとアイランみたいなヨーグルトドリンクを2.5ユーロでいただきました。





個人的には、町並みの観光よりも自然を満喫するのが良いと思いました。
街のすぐ近くまで山並みが迫っていて、実際トレッキング、川下り、サイクリングなどを目的に訪れる人も多いらしく、宿にはコースマップなどが置いてありました。
連泊して、じっくり自然と触れ合うような楽しみ方をしたくなる町でした。
でも、明日はもう移動orz
早よ寝ねば。
おやすみなさい。

コソボ2日目 前半 ミトロヴィツァ観光

2017年04月28日 09時00分04秒 | コソボ・アルバニア・マケドニア 2017年GW
旅の全体図はコチラ


コソボの二日目はミトロヴィツァ(コソヴスカ・ミトロヴィツァ)とペヤ(ペーチ)を観光し、そのままペヤ泊。
なので、すべての荷物を持って出発。

ミトロヴィツァのバスターミナルに荷物預かりのサービスがあるかは不明だけど、「近くのカフェで預かってもらった」とか、「ホテルのフロントに預かってもらった」とか、旅人ブログで見た気がしていたので、まあ、なんとかなるでしょう。(最悪は担いで歩くしかない)

プリシュティーナ市街地からバスターミナル(スタシオンアウトブシ)まで、メータータクシーで途中渋滞しつつも2.5ユーロ。
前日5ユーロで頷かなくて本当に良かったw
ミトロヴィツァ方面へのバスは1時間に3~4本くらいのペースで出てました。
ミトロヴィツァまでは1.5ユーロで1時間半ほどで到着。

バスの人に「ミトロヴィツァで教えて」と声をかけていたので、ついたら教えてくれましたが、降りたところはバスターミナルではなく、ジャーミーの前。



バスターミナルより1キロちょっと北側になります。
観光したいエリアには近いけど、荷物どうしよう?
もうぶっつけで、その辺のお店に飛び込むしかない!

一軒目は入り口の女性と目が合った洋服屋さんに声をかけてみるもののNG。
いちをお店の上の人にも確認してくれた。やさしい。
二軒目は、その並びのケータイとか小さい電気製品とか飲み物とか売ってる何屋だか良くわからないお店。
店先のお兄さんに声をかけると、「BOMとか入ってないよね?」とジョーク(?)をかまされ、こちらもカバンの中身を見せるべくファスナーを開けるけど、パンパンすぎて全然見せられない。
しかし、こちらの見るからに無害な感じとか、本当に重そうな感じが伝わったのか、預かってもらえることに。
戻りの予定時間などを適当に打ち合わせたら、身軽になって観光へGO!


プリシュティーナほどではないけど、街はそこそこ栄えてる感じ。
でも、ちょっと脇道とかに入ると廃墟とかもあったりする。






山の上にUFO STATION発見!


とりあえずセルビア地区を見学したくて、町の北側にある川へ向かう。
川では新しい橋が絶賛建設中。建設中だけど普通に渡れた。₍2017年4月時点₎
不安定な地域のようなので、これは嬉しい。





川を渡るとなんとなく町の雰囲気が変わった気がする。
民族的な顔立ちの違いのせいか、北側の方がしかめ面っぽく見える人が多い。
工事中のところが多かったりで、町はどことなく埃っぽい。
そういう小さな違いの積み重ねが、自分の中にちょっとした緊張感を生む。

そういえば、この旅で最初に「写真撮ったんだからお金頂戴」って言われたの、この街だ。

あと、プリシュティーナや川の南側に比べて、ストリートアートがすごく増えた。
よく分からないものや、シンプルにカッコイイものもあるけど、政治的な主張を感じさせるものもちょいちょい。
色んな背景を持った人が集まっていて、国とか居場所とか曖昧な感じもあって、ハッキリとは言えないけど、心の中では本当に強く何かを願っていたりするんだろうなって、勝手に思った。













街をうろついたら、いちを観光地っぽい教会へ。









まだ新しくて、重厚感はそんなにないし、中のフレスコ画は下手なのも混ざってるw
新しいせいか中も写真撮影OK。
また、神父さん、牧師さんではないけど管理人さんみたいなおじいちゃんがいて、その方がろうそく(無料)のあげ方や、この地域の歴史などを熱心に話してくれた。
それなのに、何言ってるかわからない自分が悲しい。


この教会からさらに登っていくと、下の街から見えたUFO STATIONに到着。


たぶんコソボ紛争とかの慰霊碑。


山の上なので景色が良い。




鉄道駅も行ってみたかったけど、疲れてしまって足を延ばせず。


丘を降りてウロウロ。
古いほうの橋を渡りたくて放浪していたら、仮設商店街のようなプレハブ小屋群、バス待ちの小学生の群れ、などなどに遭遇。
子供たちは結構やんちゃ。








オンボロ橋を渡って、再び川の南側へ。






商店街と呼ぶには静か過ぎるけど、いちをお店とか集まってる、いかにも地元民御用達っぽいエリアへ。






これもいちをカフェ。お店です。






チャイをご馳走になりました。トルコみたいw


あいかわらずお茶してるのは男性ばかり。
彼らは日本に来たら「カフェ、女子ばっかじゃん」って驚くのかしら?












行き当たりばったりでカワイイ教会を発見。





こちらは川より南側で街の東側。
鍵のかかっていない門扉を勝手に開けて、中のお巡りさんにパスポートをあずけて見学。
建物の中には入れませんでした。
教会と有刺鉄線は、もうペアって感じ。


荷物を預かってくれたお店の人には、15時頃までには戻ると伝えていたけど、歩きつかれたので、まだ14時頃だけど荷物を取りに戻ることに。
バスを降ろされたジャーミーはちょうどお祈りタイム。
建物に入りきらない人達は、その前の広場に持参したカーペット、自分の上着、ダンボールなど、思い思いの敷物を敷いてお祈りしていた。
その前の通りを、ムスリム以外の人はいつもの光景らしく、特に気に留めるでもなく通過していく。
こうもガッツリ宗教が入り混じっている街を歩いたのは初めてだったので、ちょっとしたカルチャーショックかも。





お祈りを見学しつつ、お店に戻ると誰もいない!
が、すぐに朝の彼が戻ってきた。今のお祈りに参加していたとのこと。

お礼を言って、荷物を背負い、おそらく1キロちょっと南にあると思われるバスターミナルを目指して歩きます。
道を聞いた少年たちが「あっちだよ」と教えてくれた後、どうやら同じ方向に進む予定だったらしく、道を行きつつチラチラと振り返り、こちらを確認してくれるw
そんな親切な少年たちのおかげで無事到着。
次のバスも、30分も待たずに出発という運のよさ。




フロントガラスのところに行先と予定時刻アリ。


さあ、ペヤを目指します!