みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

イスラエル9日目後半 テル・アビブ&ヤッフォ観光

2019年01月04日 23時16分07秒 | イスラエル・パレスチナ 2018年末~2019年始

旅の全体図はコチラ


1月4日(金)午後

・テルアビブ美術館
・テルアビブ散策
・ヤッフォ散策

実質最終日の午後、ハイファからテルアビブに鉄道で移動し、まずはテルアビブ美術館へ行きたい!

テルアビブ観光は現地の友人サハーが案内してくれることになっており、自分のリクエストは
「テルアビブ美術館と、あとはオススメのところで」
というザックリほぼ丸投げ。

で、テルアビブ美術館は以下の通り、非常に複雑な開館時間。

http://www.cool-world.net/Israel/spot1/210/
■開館:月・水・土 10:00~18:00、火・木 10:00~21:00、金 10:00~14:00
■休館:日曜
■入館料:大人50NIS, 学生40NIS
■詳細HP:http://www.tamuseum.org.il/

そして金曜日は14時まで!
自分は元々は13:00過ぎにテルアビブ・サビダル・センター駅(Tel Aviv Savidor Center)到着予定。
電車を変えて12:35到着になったけど、それでも時間はごくわずか。
焦る!!!

って状態で、テルアビブの駅を出ると、サハーが待っててくれた!
電車内のWifiに本気で感謝!

そしてなんとバイクで来てくれてる!!



「こっちの方が車より早くつけるから」
って、かっこよすぎる!
しかも日本車!てかカワサキ!
自分もカワサキ乗りなので、なんか嬉しい。

そんなわけでサックサクで美術館に到着。嬉しい。



そして大人券50NISを驕ってくれちゃう。
もう、ありがたいやら、申し訳ないやら、ありがたい!

まずは新館から。
こちらは現代アート的な作品がメイン。
世界的な潮流なのか、動画作品も多数。

ヒットラーや分離壁をモチーフにした作品が、同じ美術館の中にあったりして、そこにはユダヤ人の迫害の被害者であり加害者でもあることの現在進行形の歴史があって、それは因縁でも業の深さでも宿命でもなく、もっと遣る瀬無い感じがした。











指紋の北斎!






また、建物そのものがメッチャかっこいい。




右奥、誰かが上着置きっぱなしだよ~



って思ってたら、これも作品だった!
攻めてる!




かなり駆け足で新館を見たけど、もう旧館はロビーの有名な大作を見るくらいしかできないかな?と思っていくと、こちらではフィラデルフィア美術館展をやってました。
(ロッキーがトレーニングで駆け上がる階段のあるところですね)



そして、なぜかこの日は16:00まで開いてるとのこと。
ラッキー!

街歩きもしたかったから16時まで滞在ってことはなかったけど、ちゃんと見られて良かった。

本日の一番のお気に入り
ブランクーシの「キス」


エントランスの壁画


ちなみに、この美術館はサハーが妻のタリーさんと初デートをした場所とのこと。
ステキだなぁ、コンチクショウ。

美術館の外でタリーとも再開。
この後のことを考えて、車を回してきてくれたのだ。
色々ルートを考えてきてくれたらしく、ここからタリーの案内で街歩きをしている間に、サハーは街歩きのゴール地点付近のパーキングに車を移動。
(バイクは美術館の駐輪場に置いていく。明日は土曜日でイスラエルの休日なので、そこで回収するみたい)

タリーと二人で歩いていると
「あの美術館はサハーと初デートで行ったのよ」
って、夫婦で同じエピソードを披露w
「で、出会ったのは美術館の向かいの、あの建物よ」
と、右のでっかいタワーを指差す。



「あれが軍のとっても大事な建物で、あそこで徴兵のときに知り合ったの。すごく大きい建物だけど、本当に重要な部分は全部地下にあるのよね~」
という、イスラエルっぽい出会いのエピソードも炸裂。
こういうの楽しい。

おまかせ散策だったけど、歩き方が紹介しているような場所は、やっぱり現地でも有名どころみたいで、ロス・チャイルド通り、カルメル市場、ネヴェ・ツェデク地区、海岸通りなどを一通り歩くゴールデン・コースだったけど、嬉しかったのはスザンヌ・デラル・センター(Suzanne Dellal Dance Show Centre)に寄れたこと。

ロスチャイルド通りは緑がいっぱい。
道の途中に、小さい公園とか、ベンチとかもあって、のんびりした雰囲気。




世界遺産にもなってるのかな?
確かに白い家が多かったし、歴史的な価値があるのか、キャプションのついてる家もありました。







カルメル市場の手前の歩行者天国。
歌ってる子供とか、踊ってる大人とか、アーティストの小さいな出店がギッシリ並んでたりとか、タリー曰く「上野みたいでしょ?お店を出してるのは大学生じゃないけどね」







壁画も多い。




これはこっちで有名な人のものらしい。
地面寄りに注目!



カルメル市場はカオス!






ラーメン屋もある







ネヴェ・ツェデクは金曜夕方でお店の大半がしまっていて、ちょっと残念。










ダンスとかアートとか好きってことを覚えててくれて、ちゃんと寄り道コースに入れてくれたスザンヌ・デラル・センター、


センターの前の広場では練習中のダンサーさんとかもいて、ポスターとかもかっこよくて、一瞬だけどテンション上がりました。








夕日。
向こうに見えるのがヤッフォの町です。



ヤッフォにも連れて行ってもらいました。
車だと本当にあっという間。

ヤッフォはアーティストがたくさんいそうな街で、細い路地に青や緑の窓枠などもあって、海辺のツファットって感じかも。
昼間に来てもステキだろうな~って感じ。



街中にアート作品があったり、路地に12星座の名前がついてたり、オスマントルコ時代の(?)大砲があったり、小さいけど興味深い町でした。

ざくろジュース。すっぱくて美味しいけど、カップの周りにこぼれまくっているので、手がベタベタになります。


いて座通り、見つけた!


十戒ポスターw


大砲


テル・アビブの夜景が見えます。



短時間だったので、ゆっくりお散歩というより、ガンガン歩き回った!

テル・アビブに戻ってディナー。
金曜の夜で、開いてないお店もあったし、そのせいで開いてるお店は混んでる。
お店がどこもいちいち小洒落てた。






自分は外国の人に名前の由来を聞くのが好きだったりするんだけど、聖書系だったり、特に意味はないって言われることも多いけど、このファミリーはステキだった。
日本風にしたら、
パパ:黎
ママ:雫
息子:晃
娘:光
って感じ。全員が妙に主人公っぽい名前なのがさすがだ。
「子供たちはパパの名前とリンクして、太陽にちなんだ名前なのよ~」って嬉しそうなタリー(ママ)。
「私の名前もチャイルドオブザサンなのさ~」って言っておいた。

観光もすごく楽しいけど、やっぱり現地の人と出会ったり喋ったり笑ったりするのが一番楽しい!
世界遺産を見るだけじゃ分からない、接客顔のツアーコンダクターとしか喋らないんじゃ感じられない、その国の生の今の文化や人が垣間見れる感じが嬉しいのだ。

明日は帰国。
さみしいけど、さみしさは楽しかった証拠!

―――――

ハイファ→テル・アビブ
鉄道で1時間弱 30NIS前後 30分~1時間に1本くらい?

テルアビブ美術館
大人50NIS
http://www.cool-world.net/Israel/spot1/210/
■開館:月・水・土 10:00~18:00、火・木 10:00~21:00、金 10:00~14:00
■休館:日曜
■入館料:大人50NIS, 学生40NIS
■詳細HP:http://www.tamuseum.org.il/


旅の全体図はコチラ


イスラエル9日目前半 ハイファ観光→テル・アビブへの移動

2019年01月04日 14時00分16秒 | イスラエル・パレスチナ 2018年末~2019年始

旅の全体図はコチラ

1月4日(金)

・ハイファ散歩
・鉄道で移動
・テル・アビブ&ヤッフォ観光


昨夜、21時過ぎにハイファに到着し、1時間半ほど夜のお散歩に出ました。
ハイファは「町並みがキレイ」「夜景がキレイ」ってことで有名なのですが、クリスマス&新年の直後だったので、夜景マシマシでした。
だいたいクリスマスのあと2週間くらいはマシマシモードとのことです。








ハイファにはピースシティという俗称?があるらしいのだけど、理由は色んな宗教の人が集まって仲良く暮らしているからってことらしい。
この交差点のキリスト教、ユダヤ教、イスラム教のシンボルがまとめて飾られてるのとかは、かなり衝撃的だった。
みんなこうならいいのにな~。




帰りにシュワルマ・ピタを買って、部屋でシャワーを浴びたあとにのんびりいただきます。





翌朝は7:00過ぎには出発!
とりあえずRishponという市バス(緑色の車体)の停留所へ。



7:05頃に115番バスに乗って、7:12頃にTchernichovskyで降りる。
このバスで一気に山の上の方に行く感じです。
あとはダラダラと歩きながらステラ・マリス修道院へ。

壁の向こうは修道院?けっこう歩く。


道中、早朝にも関わらず小さなお店が空いていたので、のど飴と水を購入。

7:20頃には到着。軽く周りを散策。
隕石落下的な日の出。






7:25頃に入場。無料。
この時間だと朝のお掃除の途中。
本気でお祈りしている信者の方もいました。

壁画がステキ。






マリア像もステキ。


洞窟部分も健在。



7:40頃に離脱し、お次はエリヤの洞窟を目指します。
ロープウェイもありましたが、遊歩道があるそうなので歩いて行きます。
割と草むらがすごいので、短パンとかだと微妙かも?

ロープウェイ、カワイイ。


不思議な植物。





目の前の海は良い波でサーファーやSAPしてる人も。




途中の教会?(右の白いの)


その中。


他にも空き家っぽいものが1軒ありました。

遊歩道?


遊歩道?


遊歩道?


階段までくれば、もうすぐです。


写真を撮ったり景色を眺めたり、「ホントにこの道でいいの?」と不安になったりしつつ、30分ほどかけてエリヤの洞窟に到着。
サッサと歩けば15分くらいでつくと思います。





エリヤの洞窟も嘘かホントか分かりませんが、紀元前から存在しているそう。
中のお祈りスペースは相変わらず男女別ですが、入り口からは両方丸見えです。




ここでも小さい紙に願い事を書いてお祈りするシステムでした。


猫がおりますよ。
下の布は何だろう?





船の博物館的なところを通りすぎてメインストリートへ出たらメトロニットに乗って、バハーイー庭園へ。







こちらは10分に1本くらいの割合でやってきます。
バハーイーの目の前には着かないので、運転手さんや周辺のお客さんに「バハーイーね!」って声かけておいたら、最寄の停留所で3人くらいが教えてくれましたw
だいたい7分くらいで着きました。

停留所からバハーイーまでは1本道って感じです。
同じところで降りたおばあちゃんが途中まで教えてくれて、昨夜見た道まできたところでバイバイ。



バハーイーガーデンには3つの出入り口があります。
すべてボディチェックあり。

一番下はちょろっとお庭をのぞく程度。(9:00OPEN)


真ん中はバーブ廟へのアクセス。


いずれの入り口から入っても、庭園をお散歩することはできません。

庭園を歩きたければ、無料のツアーに参加するしかありません。
そしてツアーのスタートは庭園の一番上の入り口です。
しかし、下界からそこまで真っ直ぐに登れる階段などがなく(それは庭園の中だけ)、結局ウネウネと周辺の坂道を登るしかありません。

歩くのがイヤでバスに乗りました。
「バハーイー!」って言って乗りました。
「ここで降りろ」って言われて、「なんか違う。おかしい」って思ったけど、信じて降りる→違ったorz

バハーイーの頂上まで行きたいのに、中腹のゲートだった。バカ!
けっきょく半分は歩いて登る羽目に・・・

ちなみに市バスの値段は距離とか関係なく一律料金です。
で、2回以上乗るならラブカブカードがお得です。
(しばらくラブラブカードだと思ってた)

んで、頂上のゲートはめっちゃ分かりにくいです。
「ここら辺だよね?」ってウロウロしている人が多数います。
自分は紙地図だったので、人に聞いたり、最後は勘で辿り着きました。
バス通りから1本海寄りの道に入ります。
上のゲートは思いのほか小さいので、下のゲートみたいな規模を想像していると辿り着けないと思います。
紙地図派の方におかれましては、Googleマップなどでサクッと予習して行かれることをオススメします。

ツアーは時間帯によって言語が選べますが、日本語はモチロンなし。
自分は10:00からの英語ツアーに参加しましたがチンプンカンプンでした。
ガイドさんにもよるかもしれませんが、団体からちょっと離れすぎ!ってことで怒られてる方もいました。
歩ける場所も決まっており、説明に飽きても勝手に先に進むことも出来ません。
写真好きな人は三脚OKか要確認かもしれません。
あと、ツアーはバーブ廟手前で解散なので、一番下のゲートまでは歩けません。

ということで、説明を聞き取れない身としては少し残念要素もあるツアーでしたが、お庭自体はとてもステキですし、港を臨む景色も素晴らしいです。




(いちを冬なのでお花少なめ)





バハーイー教の家族関係とかはサッパリでしたが、とりあえず庭に置いてあるものには宗教的な意味はないらしく、綺麗だな~ステキだな~って思ったものを集めてるだけらしいとか、バハーイー教がイスラム教から派生したんだけど、絶対平和、男女平等、偏見打破、格差撲滅とかを教義にしてるらしく、めっちゃいい教えじゃん!って思ったけど、そのせいでイスラム教から破門されたらしいとかは、なかなか面白かったです。
なおバハーイー教はほかの宗教を否定しないスタンスらしい。そーゆーのもいいわぁ。(聞き間違えの可能性大!)

ハイファには多分バハーイー教信者よりもジューイッシュ、クリスチャン、ムスリムの方が多いんじゃないかと思うのですが、この町がピースシティーなことの理由のひとつには、そんなバハーイー教の廟がドーンと鎮座してることもあるのかな~なんて思いました。



あと、写真NGでしたがバーブ廟の内部がけっこう好きでした。
ものすごく細かい彫刻がある!とかじゃないんですけど、シンプルな内装で、床にバラの花びらが撒いてあって、室内が新鮮なバラの香りで満ちていて、すごく穏やかな気持ちになれる空間でした。


45分のツアー+バーブ廟の見学を終えたら、ハイファを離脱。
本当はもっと街歩きしたかったのですが、友人サハー(ゴラン高原を案内してくれた)とテルアビブで待ち合わせなのです。

Google調べではハイファ→テルアビブの電車が1時間に1本くらいしかなさそうだったので、時間にかなり余裕をもって行動!
庭園の中段のゲートから外に出て、バスどおりに出てタクシーを拾います。
とりあえず宿までの値段交渉をしたあと、駅まで追加したらいくら?と、再交渉。
それなのに値段失念。
ただ、安くはなかったけど、高くもなかったし、バトガリム駅(Bat Galim)がハイファの街中から少し離れているし、宿までバス乗って、宿から駅までまたバスに乗るより楽だし、明日帰るのでまぁいいかなとw

そしてタクシーの運転手さんがめっちゃ熱い人だった。
ハイファについて色々教えてくれたり(名前が3つある!ハイファ、グリーンシティ(緑多いから)、ピースシティ(いろんな宗教の人が集まって仲良く暮らしてるから))とか、中東戦争に行ってたとか、「日本と日本人が大好きだ」とか(日本人はハイアイキューって言われて最初分からなかったw)、「2度の原爆から立ち直る強さと賢さマジすごい!テレビで見て泣いちゃったよ」とか、運転中すぐ両手離して熱く語るし、駅に着いてからも数分熱く語ってくれて中々車を降りれないw
でも、めっちゃ面白かったし、結局乗りたい電車の小一時間前には駅についたので気にしない。


電車は事前の調べでは11:07、12:07、13:07などがあるらしく、自分は12:07に乗るつもりだったのだけど、駅に行ったら11:33の電車で行けるとのこと。
お値段も32NISだと思ってたけど、27.5NISだった。
到着ももちろん12:07発より早い。なので当然乗る。

券売機


駅の通路にピアノ






普通の電車だけど、車内はとてもキレイ。
大きな荷物は背中合わせのシートの隙間に置くのが一般的。



2席くらい離れたところに置いて、ちょっと緊張。


電車内にはフリーWifiがあり、友人サハーに「30分早く到着する」って連絡も出来たし、ちゃんと「OK」の返事も受信できた。



向かいの席のおばちゃんが日本に来たことがあるそうで、ちょっと会話が弾んだのも嬉しかった。
イスラエリー=旅好きってのは本当なんだなってシミジミ。


世界の車窓から


世界の車窓から


世界の車窓から


世界の車窓から


チケット


テルアビブについた。
駅から見る町なみ。



テルアビブ駅構内




駅ピアノ


立ち読みどころか「寝読み」



電車を降りたら待ち合わせ場所へはどう行けばいいの?ということで、サハーが「○○改札はどこ?」的な質問を書いておいてくれました。

駅に鉄の回転扉ってのがイスラエルっぽいわ~。




果たして友にちゃんと会えるのか!?
実質的最終日午後のテルアビブ観光については次の日記にまとめます。

旅の全体図はコチラ

――――――


ハイファの下界→Tchernichovsky→ステラ・マリス修道院
市バス10分弱 5.9NIS + 徒歩10分弱

ステラ・マリス修道院→エリヤの洞窟
ワイルドな遊歩道 徒歩15~20分
※ロープウェイもあります

エリヤの洞窟→バハーイーガーデン近くのバス停
メトロニット10分弱 5.9NIS
※この時点でラブカブカードに負けてる。市バスやメトロニットなどに2回以上のるならラブカブカードがお得です。

バハーイーガーデンのツアー
所要45分
※回数が少ないので、事前に要確認!

ステラ・マリス修道院
エリヤの洞窟
バハーイーガーデンとバーブ廟
これ全て無料

ハイファ→テル・アビブ
鉄道で1時間弱 30NIS前後 30分~1時間に1本くらい?


昨夜の夕食 37NIS
シュワルマピタwithピクルス+コーラ
これで38NISだったけど、小銭が37NISのみでまけてくれたw

ブランチ ?NIS
駅でクロワッサンとコーヒー


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