読書日和

お気に入りの小説やマンガをご紹介。
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日々のできごとやフォトギャラリーなどもお届けします。

旧姓

2009-10-07 22:10:15 | ウェブ日記
私がかつて在籍していた学校では、卒業生宛てに校友会雑誌が送られてきます。
学校長の挨拶や講師陣の挨拶、各学科の卒業生たちの近況などが記載されています。
結婚や出産の報告がされる場合もあります。
そこで目にするのが、「旧姓」という言葉です。

「現在は結婚して、○○に引っ越して暮らしています」というような文章の後にその人の名前があるのですが、その名前の後に(旧姓△△)となっています。
この言葉を見ると、何となく切なくなります。
かつては学生だった人が社会に出て、やがて結婚して、名字が変わります。
そこには当然時間の流れ、つまり時代を駆け抜けていった軌跡があります。
私は「旧姓」に対して、その軌跡が過去に置き去られてしまったようなイメージがあります。
一つの時代が終わりを告げた…という感じがします
たぶんこれが、切なさや虚しさを感じる要因だと思います。

上記は私にとっての旧姓の捉え方の一つですが、この他にもう一つ、「新たな時代が始まる」という捉え方があります。
一つの時代が終わるということは、次の時代が始まるということでもあるので。
人生の第二幕のスタートといった感じです
そう考えるととてもめでたいことでもあります
捉え方としてはこちらの方が断然良いですね(笑)

虚しさもあればめでたさもある旧姓ですが、一般的には女性が名字を変える場合が多いようです。
既婚女性の多くは名字を変える際に何らかの思いを抱くのではないでしょうか。。。
それが虚しさであろうと、めでたさであろうと、その場面を乗り越えて、新たな時代を歩んでいったという点がすごいと思います。
何年か経ち、そんななこともあったなあと、懐かしむのかも知れませんね

壮大な音楽

2009-10-07 00:51:16 | 音楽・映画
最近、大河ドラマ「天地人」のオープニングテーマが気に入っています。
ものすごく壮大なスケールを感じさせる音楽です
Youtubeに音楽があったのでお聴きになる方はこちらをどうぞ。
この曲を聴いていると、何か大きなドラマを見られるのではないかという期待感が湧いてきます。
また、正義感のある清らかな響きが印象的で、上杉が掲げる「義」の精神が表されていると思います。
私はスタートから28秒くらいのところから始まるバイオリンの響きが特に好きです
それと2分くらいからラストへかけての流れもかなりスケール感があって良いなと思います。

ところでこの天地人、どの役者も良い演技をしていると思います。
特に松方弘樹の徳川家康はやばいですね。
ものすごい狸オヤジぶりを発揮しています
どこからどう見ても、良からぬことを企んでいる狸にしか見えません(笑)
さすが松方弘樹といった良い演技です^^
本当にとんでもない狸として上杉景勝、直江兼続の前に立ちはだかるので、少しは上杉の「義」の精神を見習ってほしいものです

それと、上杉は残念ながら天下分け目の関が原の合戦以降、転落していくことになります。
上杉は石田光成率いる西軍の味方だったので、東軍を率いた徳川家康によって転落させられることになります。
この大河ドラマは史上初めて関が原において西軍側だった武将が主役の物語となっています。
そのせいか、オープニングテーマにはどことなく儚さや切なさも感じます。
何となく、最後には敗れることが予想されるような。。。
それでも、たとえ不利な状況になろうとも「義」を貫こうとする姿は本当に立派だと思います。
儚くも美しいという言葉があるように、上杉の生き方は美しいです。
それがこの音楽にも如実に現れています。
歴代の大河ドラマのオープニングテーマの中でも上位に来る美しさ、スケール感なのではないでしょうか。
大河ドラマの音楽にこれほど惹かれたことはなかったので、記事にしてみました