おっちゃんを見くびると痛い目に遭う、と痛感した第140回天皇賞(秋)の結果は以下のとおりです。
1着 カンパニー
2着 スクリーンヒーロー
3着 ウオッカ
4着 オウケンブルースリ
5着 シンゲン
というわけで、勝ったのは8歳馬カンパニーでした
8歳は人間でいうと「40代のおっちゃん」と聞いたことがあります。
年齢から考えて、この天皇賞(秋)を勝てるはずがないと思っていたのですが、まさかの激走でした。
8歳での天皇賞(秋)制覇は史上初です。
さらに優勝タイムの1分57秒2は大激戦となった昨年と並ぶレコードタイ記録です
元々GⅠでも上位に来る馬でしたが、同時に勝てない馬でもありました。
同期にはキングカメハメハ、ハーツクライ、ダイワメジャー、コスモバルクなどの強豪馬たちがいて(コスモバルクはまだ現役ですが、既に全盛期の力は残っていません)、カンパニーはどちらかというと脇役的な存在でした。
それが今回の大激走で、一気に頂点へと上り詰めました
最強世代と呼ばれたこの世代から、さらにもう一頭GⅠ馬が誕生しました
今回の天皇賞(秋)は現在の古馬の強豪が集結し、メンバー的にもハイレベルな一戦でした。
それだけに、この勝利には大きな価値があります。
来年も現役を続けるのかわかりませんが、今日のレースを見る限り、もうしばらく活躍出来るのではと思います(^-^)
2着のスクリーンヒーローは、元々東京競馬場と相性の良い馬なので上位に来ても不思議はありませんが、今回は厳しいのでは…と思っていました。
ぶっつけ本番での出走ですし、今年の春は体調も悪くて不振でした。
勝負に来るのは次走のジャパンカップだろうと思っていました。
しかし、走ってみれば2着に善戦。
休み明けニ戦目となるジャパンカップでは上積みが見込めるだけに、優勝候補の一頭になりそうです。
そして、3着のウオッカ。
今日はスタートした時点では、中段やや前にいました。
特にかかっているようにも見えなく、そのまま中段付近で落ち着くものと思われました。
そのときふと、17番のエイシンデピュティが外からすごい勢いで上がっていくのが見えました。
この馬はそのまま先頭に立ちました。
そしてその直後、ウオッカが一気にポジションを後ろに下げました。
最終的に後ろから4~5番手まで下げましたが、なぜこんなに下げたのか、一瞬驚きました。
もしかするとエイシンデピュティにつられてかからないようにするために下げたのかな、とも思いましたが、果たして。。。
しかしコース取りはインコースに陣取っていたので、これなら外を回る不利はありません。
こうなったら直線での追い込みを信じるしかないと思い、ハラハラしながらレースの行方を見守りました。
そして、最後の直線へ。
ウオッカはそのまま内を突いて上がっていきます。
残り400mの標識を過ぎたあたりで、先頭との差は大分詰まってきました。
まだ本気を出していない感じでしたし、これならいけるかも!と思いました。
しかし、ここで問題が発生。
ウオッカの前に4頭くらい馬が横並びになっていて、前が塞がれてしまっています
今年の安田記念のときと同じような展開を前に、「もう嫌、誰か何とかしてくれ!」という心境になりかけました
それでも今回は外側にスペースが空いたので、ウオッカはそこに向かいました。
そうこうしている間に、外から上がってきていたカンパニーが先頭に立っています。
外側のスペースを突いたウオッカは、一気に加速。
ウオッカのすぐ外にいたスクリーンヒーローに並びかけ、先頭のカンパニーも捉えようかという勢いです。
しかし。。。その後、ウオッカの脚色が鈍ります。
捉えられると思ったカンパニーには、最後はまた突き放されたように見えました。
そしてそのままゴールイン。
史上初の牝馬による天皇賞(秋)連覇の夢は、残念ながら打ち砕かれてしまいました。
カンパニーには、これでニ連敗です。
今までずっと勝ってきた相手に負けるというのは、ウオッカの能力に衰えが見え始めたということでしょうか…
レースぶり自体は、最後の失速以外は強さを感じるものだったので、そうではないと信じたいです。
印象的だったのは馬体重です。
デビュー以来一番重かった前走の498キロから増減なしで出てきたのです。
てっきり減らして出てくると思っていたので、これは意外でした。
もしかすると、次走のジャパンカップに向けて余裕を残していたのかも知れません。
それと後方4~5番手まで下げたのも、ジャパンカップでの折り合いに向けての布石と考えれば、納得がいきます。
都合良く解釈していますが、少なくともジャパンカップに向けて、全く希望がないわけではなさそうです。
次は馬体を減量してくると思いますし、もしかすると、ラストランになるかも知れません。
最後まで応援していきたいと思います
1着 カンパニー
2着 スクリーンヒーロー
3着 ウオッカ
4着 オウケンブルースリ
5着 シンゲン
というわけで、勝ったのは8歳馬カンパニーでした

8歳は人間でいうと「40代のおっちゃん」と聞いたことがあります。
年齢から考えて、この天皇賞(秋)を勝てるはずがないと思っていたのですが、まさかの激走でした。
8歳での天皇賞(秋)制覇は史上初です。
さらに優勝タイムの1分57秒2は大激戦となった昨年と並ぶレコードタイ記録です

元々GⅠでも上位に来る馬でしたが、同時に勝てない馬でもありました。
同期にはキングカメハメハ、ハーツクライ、ダイワメジャー、コスモバルクなどの強豪馬たちがいて(コスモバルクはまだ現役ですが、既に全盛期の力は残っていません)、カンパニーはどちらかというと脇役的な存在でした。
それが今回の大激走で、一気に頂点へと上り詰めました

最強世代と呼ばれたこの世代から、さらにもう一頭GⅠ馬が誕生しました

今回の天皇賞(秋)は現在の古馬の強豪が集結し、メンバー的にもハイレベルな一戦でした。
それだけに、この勝利には大きな価値があります。
来年も現役を続けるのかわかりませんが、今日のレースを見る限り、もうしばらく活躍出来るのではと思います(^-^)
2着のスクリーンヒーローは、元々東京競馬場と相性の良い馬なので上位に来ても不思議はありませんが、今回は厳しいのでは…と思っていました。
ぶっつけ本番での出走ですし、今年の春は体調も悪くて不振でした。
勝負に来るのは次走のジャパンカップだろうと思っていました。
しかし、走ってみれば2着に善戦。
休み明けニ戦目となるジャパンカップでは上積みが見込めるだけに、優勝候補の一頭になりそうです。
そして、3着のウオッカ。
今日はスタートした時点では、中段やや前にいました。
特にかかっているようにも見えなく、そのまま中段付近で落ち着くものと思われました。
そのときふと、17番のエイシンデピュティが外からすごい勢いで上がっていくのが見えました。
この馬はそのまま先頭に立ちました。
そしてその直後、ウオッカが一気にポジションを後ろに下げました。
最終的に後ろから4~5番手まで下げましたが、なぜこんなに下げたのか、一瞬驚きました。
もしかするとエイシンデピュティにつられてかからないようにするために下げたのかな、とも思いましたが、果たして。。。
しかしコース取りはインコースに陣取っていたので、これなら外を回る不利はありません。
こうなったら直線での追い込みを信じるしかないと思い、ハラハラしながらレースの行方を見守りました。
そして、最後の直線へ。
ウオッカはそのまま内を突いて上がっていきます。
残り400mの標識を過ぎたあたりで、先頭との差は大分詰まってきました。
まだ本気を出していない感じでしたし、これならいけるかも!と思いました。
しかし、ここで問題が発生。
ウオッカの前に4頭くらい馬が横並びになっていて、前が塞がれてしまっています

今年の安田記念のときと同じような展開を前に、「もう嫌、誰か何とかしてくれ!」という心境になりかけました

それでも今回は外側にスペースが空いたので、ウオッカはそこに向かいました。
そうこうしている間に、外から上がってきていたカンパニーが先頭に立っています。
外側のスペースを突いたウオッカは、一気に加速。
ウオッカのすぐ外にいたスクリーンヒーローに並びかけ、先頭のカンパニーも捉えようかという勢いです。
しかし。。。その後、ウオッカの脚色が鈍ります。
捉えられると思ったカンパニーには、最後はまた突き放されたように見えました。
そしてそのままゴールイン。
史上初の牝馬による天皇賞(秋)連覇の夢は、残念ながら打ち砕かれてしまいました。
カンパニーには、これでニ連敗です。
今までずっと勝ってきた相手に負けるというのは、ウオッカの能力に衰えが見え始めたということでしょうか…
レースぶり自体は、最後の失速以外は強さを感じるものだったので、そうではないと信じたいです。
印象的だったのは馬体重です。
デビュー以来一番重かった前走の498キロから増減なしで出てきたのです。
てっきり減らして出てくると思っていたので、これは意外でした。
もしかすると、次走のジャパンカップに向けて余裕を残していたのかも知れません。
それと後方4~5番手まで下げたのも、ジャパンカップでの折り合いに向けての布石と考えれば、納得がいきます。
都合良く解釈していますが、少なくともジャパンカップに向けて、全く希望がないわけではなさそうです。
次は馬体を減量してくると思いますし、もしかすると、ラストランになるかも知れません。
最後まで応援していきたいと思います
